和歌山県高校総体の陸上競技が２６～２８日、和歌山市の紀三井寺公園陸上競技場であった。熊野からは、堀口颯汰君（３年）が男子４００メートルハードルで５３秒３０の大会新記録を出して優勝し、山中優依さん（３年）が、女子１００メートルハードルで１４秒９０、女子４００メートルハードルで１分２秒０９を記録していずれも優勝した。

■上位が近畿へ

　県総体は男子３１校５９５人、女子２６校３６６人が参加。各種目の６位まで（男女の５０００メートル競歩は５位まで、男子の八種競技と女子の七種競技、女子三段跳び、女子ハンマー投げ、女子棒高跳びは４位まで）が、６月１５～１８日に紀三井寺公園陸上競技場で開かれる近畿大会の出場権を得た。近畿で上位に入れば全国高校総体（インターハイ）に出場できる。

　堀口君は自己ベストを更新し、昨年の県総体に続いて同種目で優勝。「最初から突っ込んだハードリングができた。近畿大会では３位以内に入り、全国に行きたい」と話した。

　山中さんは今大会で２冠を達成し、４００メートルハードルは昨年の県総体に続いて優勝した。「４００で全国を狙っている。もっとペース配分を考えて走り、近畿で１分０秒台を出したい」と抱負を語った。

　このほか、各種目で入賞した紀南（みなべ町以南）の高校の選手は次の皆さん。

【男子】

　８００メートル＝（６）上地白竜（新宮３年）

　１５００メートル＝（４）濵路悠真（熊野３年）（７）上地白竜

　５０００メートル＝（５）尾﨑孝健（田辺３年）（６）濵路悠真

　１１０メートルハードル＝（２）鈴木伯都（熊野２年）（７）菅井瞳真（田辺３年）

　４００メートルハードル＝（３）鈴木伯都

　３０００メートル障害＝（４）湊谷恭央（新宮３年）

　４×１００メートルリレー＝（６）田辺（潮﨑陽希、長濵拓実、小林史哉、野久保駿希）（７）熊野（立山光清、畑本大翔、山下佳介、堀口颯汰）

　４×４００メートルリレー＝（２）熊野（松場大和、堀口颯汰、山下佳介、鈴木伯都）

　走り幅跳び＝（１）久司航輝（新宮３年）６メートル７９

　八種競技＝（６）中本眞（熊野３年）

【女子】

　１００メートル＝（７）山本恵衣和（田辺３年）

　２００メートル＝（７）山本恵衣和（８）伊勢谷連（串本古座３年）

　４００メートル＝（３）伊勢谷連（８）津田彩未（熊野２年）

　８００メートル＝（３）米田愛未（熊野３年）（６）柴原優花（新宮２年）

　１５００メートル＝（７）柴原優花

　３０００メートル＝（７）北村佳乃子（田辺３年）

　４００メートルハードル＝（４）田中咲（田辺２年）（６）杉若陽菜（熊野２年）

　４×１００メートルリレー＝（５）田辺（山本恵衣和、戎嶋莉奈、越打玲海、森本萌那）（６）熊野（杉原凛、津田彩未、岩井夏輝、山中優依）

　４×４００メートルリレー＝（２）熊野（杉原凛、米田愛未、津田彩未、山中優依）（７）田辺（山本恵衣和、田中心、戎嶋莉奈、田中咲）

　走り高跳び＝（３）奥山陽咲（南部３年）（４）尾原美優（田辺１年）

　三段跳び＝（８）尾原美優

　砲丸投げ＝（３）岩間未宙（熊野１年）

　やり投げ＝（２）野中葉月（田辺３年）（４）山中琴葉（熊野３年）（８）岩間未宙