和歌山県南紀のニュース/AGARA 紀伊民報

2024年12月22日(日)

8月に花火フェスタ 白浜で夏イベントめじろ押し

白良浜で打ち上げられた昨夏の花火(和歌山県白浜町で)
白良浜で打ち上げられた昨夏の花火(和歌山県白浜町で)
 和歌山県白浜町の南紀白浜観光協会は10日、観光協会や町などが実施する今夏のイベントの日程を発表した。5月3日に白良浜の海開きがあり、トライアスロン大会(5月21日)が復活する。夏の花火ラリーやメッセージ花火は継続され、8月に新たに規模を拡大した「花火フェスタ」が開催される。

■5月3日に海開き

 観光協会によると「本州で一番早い海開き」で、レスキューデモンストレーションやフラダンスもある。

 また、5月3日~6月4日の土日曜と祝日には、観光協会が白良浜でテントサウナの実証事業を実施する。フィンランド式サウナのテントを1基設置し、事前に予約を受け付け、有料でサービスを提供する。海開きがある3日は体験利用として無料開放する。「白良浜の新たな魅力創造とテントサウナの集客効果を検証する」という。

 5月6日には白良浜海上で室屋義秀さんによるアクロバット飛行が披露される「南紀白浜エアショー」が、21日には白浜温泉街で「南紀白浜トライアスロン大会」がある。ともに4年ぶりの開催となる。

 「花火ラリー」は白良浜で7月16、23、30日と8月20、27日にあり、各約800発が打ち上げられる。8月10日には30分間に約3500発を打ち上げる「南紀白浜花火フェスタ」を開く。

 フェスタについては「8月10日の花火には長い歴史がある」とし、観光回復の起爆剤にしたい考え。露天商による営業はしない。

 新型コロナウイルスの感染症法上の位置付けも5月8日に「5類」に引き下げられ、検温などの取り組みが事業者の判断に委ねられている。

 観光協会の藤田正夫会長は「夏にかけて白浜は最盛期。多くの観光客に来ていただきたい」と期待。一方で「まだコロナには注意が必要」とし、人が密集する「砂まつり」と「熊野水軍埋蔵金探し」は今年もしない。