和歌山県南紀のニュース/AGARA 紀伊民報

2024年12月20日(金)

13人が学びや巣立つ 南部高校龍神分校で卒業式

式を終え、退場する卒業生(1日、和歌山県田辺市龍神村安井で)
式を終え、退場する卒業生(1日、和歌山県田辺市龍神村安井で)
 和歌山県田辺市龍神村安井の南部高校龍神分校で1日、卒業式があり、13人が学びやを巣立った。

 式は午後から体育館で開かれ、卒業生は一人一人、内川さやか校長から卒業証書を受け取った。

 内川校長は式辞で「変化の激しい社会を生き抜くには人とのつながりが大切。そのためには信頼が必要。相手を理解し、小さなことを大切にする、約束を守る、誠実さを示す、日々の行動、言動が信頼を生む」などと励ましの言葉を贈った。

 続いて2年生の泰地美羽さんが「先輩方はいつも私たちを助け、先頭に立って導いてくれ、私たちの目標、心の支えとなった」と送辞。卒業生を代表し、森日南さんが「後輩に恵まれ、クラスのみんなも優しく、龍神分校に来て良かった。在校生の皆さん、全校生徒が少ないからこそできることがたくさんある」などと答辞を述べた。

 式では生徒、保護者、来賓ともにマスクを外す人はいなかった。

 式後は恒例の「卒業生を送る会」(生徒会主催)が催された。卒業生らの学校生活の一面を切り取った映像が披露され、体育館に笑い声や歓声が響いた。