和歌山県南紀のニュース/AGARA 紀伊民報

2024年12月22日(日)

ウツボ、風に揺れる 印南町の国道沿いで無人販売

漁業の作業小屋の軒先で販売されているウツボ(和歌山県印南町西ノ地で)
漁業の作業小屋の軒先で販売されているウツボ(和歌山県印南町西ノ地で)
 和歌山県印南町西ノ地の国道42号沿いで、無人販売されているウツボの干物が風に揺れている。

 イセエビの刺し網漁をしている寺下定さん(60)が、網を修理する小屋で販売している。小屋の出入り口でのれんのように揺れる干物が目印。

 取ってきたウツボを開き、竹串で身を開いたままの状態にして天日干ししている。あぶってしょうゆをかけたり、素揚げして砂糖やしょうゆ、みりんなどで作ったたれを絡めたりするのがお勧めという。

 京阪神方面など遠方から来て買い、再び訪れる客もいるという。

 気温が高い時季は干物にしにくいため、販売は3月末まで。時間は午前7時ごろ~午後5時ごろ。屋外で販売しているため、雨天などの場合は休むこともあるという。