和歌山県南紀のニュース/AGARA 紀伊民報

2024年12月24日(火)

和歌山県議選に立候補表明 西牟婁郡選挙区に三栖氏

記者会見で話す三栖拓也氏(14日、和歌山県白浜町で)
記者会見で話す三栖拓也氏(14日、和歌山県白浜町で)
 来年3月31日告示、4月9日投開票の和歌山県議選に向け、白浜町の会社役員、三栖拓也氏(35)が14日、西牟婁郡選挙区(定数2)に無所属で立候補する意向を表明した。

 三栖氏は町役場で記者会見し、コロナ禍で疲弊したふるさとの状況を見て「恩返しをしたい」と思ったことが、立候補を決めた動機と説明した。

 白浜で生まれ育ち、田辺高校を卒業。東京での大学時代に、豊かな自然、新鮮な食材、温かい人柄といった地元の良さを実感。東京の会社に就職したが、いずれは帰郷し、何らかの形で地元の役に立ちたいと考えていたという。

 県議として取り組みたいこととして、人口減少、少子高齢化に歯止めをかけるため、観光を軸に教育や子育てなどの「人づくり」に力を入れたいと述べた。

 三栖氏は早稲田大学卒業後、2010年4月から22年6月まで情報サービスNTTデータ(東京)で勤務。22年7月から白浜町のスキューバダイビングサービス会社ミスオーシャンの取締役を務めている。

 西牟婁郡選挙区には、秋月史成氏(54)=自民=と高田由一氏(58)=共産=の現職2人が立候補を予定しており、選挙戦になる見込み。