和歌山県南紀のニュース/AGARA 紀伊民報

2024年12月19日(木)

まるでウインナー 神社境内にツチアケビ20本

鳥居のそばで自生するツチアケビ(和歌山県田辺市中辺路町福定の春日神社で)
鳥居のそばで自生するツチアケビ(和歌山県田辺市中辺路町福定の春日神社で)
 和歌山県紀南地方の山中で、腐生植物ツチアケビ(ラン科)が、ウインナーソーセージのような実をつけている。

 田辺市中辺路町福定の春日神社では、鳥居のそばに高さ60センチ前後の約20本が自生。イチイガシに実がついているかどうかを見に来た際にツチアケビの存在に気付いたという中辺路町栗栖川の男性(81)は「1カ所でこれだけ多いのは見たことがない」と驚いていた。実は大きさ10センチくらい。アケビ(アケビ科)に似ていることが名前の由来。