和歌山県南紀のニュース/AGARA 紀伊民報

2024年11月20日(水)

日焼け顔でスタート 小中学校で2学期始業式

オンラインによる始業式でテレビの画面越しに柳原智美校長の話を聞く児童(1日、和歌山県田辺市稲成町で)
オンラインによる始業式でテレビの画面越しに柳原智美校長の話を聞く児童(1日、和歌山県田辺市稲成町で)
 和歌山県紀南地方にある多くの小中学校で1日、2学期が始まった。夏休みを終え、日焼け顔の子どもたちが元気に登校した。

 田辺市の稲成小学校(162人)は、新型コロナウイルスの感染予防のため、体育館に児童を集めず、校長室と各教室をビデオ会議システムでつなぎ、テレビ画面を通じて始業式をした。

 柳原智美校長は、写真や動画を交えながら「皆さんが元気に登校してくれてうれしい。まだまだコロナとともに送る生活が続いている。誰がかかってもおかしくない。思いやりの気持ちを大切にしてほしい」と話し、2学期の過ごし方について「皆さん一人一人が主役。考えを出し合い、今だからこそできる工夫で、もっと楽しい学校にしていきましょう」と呼びかけた。

 6年生の山本茉結さんは「お祭りの屋台でくじ引きをして楽しかった。2学期は運動会を頑張りたい」と話し、同じく6年生の楠本宗佑君は「夏休みは家族で出かけた。冬にある縄跳び記録会で自己新記録を出したい」と笑顔を見せた。