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2024年12月22日(日)

【動画】願い込め灯籠ともす 龍神の観燈祭、撮影会も開催

願い事を書いた灯籠を並べ河原に「希望 2022」と書いた「願いの灯火」(和歌山県田辺市龍神村龍神で)
願い事を書いた灯籠を並べ河原に「希望 2022」と書いた「願いの灯火」(和歌山県田辺市龍神村龍神で)
龍神温泉街で開かれた撮影会(田辺市龍神村龍神で)
龍神温泉街で開かれた撮影会(田辺市龍神村龍神で)
 和歌山県田辺市龍神村の龍神観光協会は27日、龍神温泉街近くを流れる日高川の河原で、願い事を書いた灯籠をともすイベント「願いの灯火」を実施した。温泉街などを灯籠で彩る「夏の観燈祭(かんとうさい)」に合わせたもので、同日にはモデルを使った撮影会も開催した。


 龍神観光協会が毎年実施している観燈祭は、期間中に旅館や飲食店の玄関先などにろうそくの灯籠を並べて、龍神村の夜を幻想的に彩る。もともと観光客が少ない冬季に開いていたが、昨年から夏季にも実施している。

 「願いの灯火」は、観光客や地元住民らに願い事を書いてもらった灯籠を、願いがかなうよう祈りを込めて点灯するイベント。今回は約200個の灯籠が集まったほか、昨年中止となった「願いの灯火」に寄せられた灯籠約70個も合わせて、「希望2022」の文字になるよう河原に並べた。

 撮影会には、田辺市や白浜町、みなべ町、御坊市、和歌山市などから写真愛好家ら20人が参加。浴衣姿の女性2人がモデルを務め、灯籠が並ぶ龍神温泉街を歩いたり、灯籠を眺めたりする様子を、参加者が写真に収めた。「願いの灯火」を撮影する参加者もいた。

 龍神観光協会の若井浩平会長(69)は「夏の撮影会は前回中止となったので、今回初めて実施した。多くの方が参加してくれて、にぎわいがあってうれしい。観燈祭で夏の夜の風情を楽しんでもらい、良い写真が撮れたらぜひフォトコンテストにも応募してほしい」と話している。