老朽校舎を大規模改修 築40年の南部高校龍神分校
和歌山県田辺市龍神村安井の南部高校龍神分校で、老朽化した校舎の大規模改修が進んでいる。外壁の汚れを落とし、内装には地元の紀州材をふんだんに使用して自然豊かな龍神村らしさを感じられる校舎となる見込み。来年4月から新たな校舎での授業が始まる予定という。
龍神分校は1950年3月に日高高校定時制山路郷分校として設立、56年4月から全日制となった。同年10月には南部高校に帰属し、龍神分校と改称。現在の鉄筋コンクリート3階建て校舎は83年に完成した。
築約40年となる校舎は、建物が老朽化していることに加え、外壁の汚れも目立っていた。生徒たちがより快適に授業を受けられるようにと、数年前から改修を計画し、本年度から工事に着手した。
外壁の汚れを落として塗り直すほか、建物内部を中心に大規模に改修する。調理室や実験室、図書室が新しくなるほか、多様な授業に対応できる多目的教室、書道の授業専用の教室、生徒用の玄関などを新設。黒板の代わりにホワイトボードも導入する。
工事中は、7月末に運動場に完成したプレハブの仮設校舎を使う。8月初めに備品の引っ越しが完了。2学期が始まる9月以降は仮設校舎で授業をする。工事をしない現校舎の情報室も一部の授業に使う予定という。
龍神分校の阪本聡教頭(58)は「地元の特色を生かし、木材をふんだんに使った校舎となる予定で、きれいな龍神らしい校舎で授業ができるのは大変ありがたい。生徒たちが誇りに思い、愛着を持って大切にしていける校舎に育てていきたい。新しく入学する生徒たちにも、自然豊かな龍神の良さを体感してもらえたら」と話している。
龍神分校は1950年3月に日高高校定時制山路郷分校として設立、56年4月から全日制となった。同年10月には南部高校に帰属し、龍神分校と改称。現在の鉄筋コンクリート3階建て校舎は83年に完成した。
築約40年となる校舎は、建物が老朽化していることに加え、外壁の汚れも目立っていた。生徒たちがより快適に授業を受けられるようにと、数年前から改修を計画し、本年度から工事に着手した。
外壁の汚れを落として塗り直すほか、建物内部を中心に大規模に改修する。調理室や実験室、図書室が新しくなるほか、多様な授業に対応できる多目的教室、書道の授業専用の教室、生徒用の玄関などを新設。黒板の代わりにホワイトボードも導入する。
工事中は、7月末に運動場に完成したプレハブの仮設校舎を使う。8月初めに備品の引っ越しが完了。2学期が始まる9月以降は仮設校舎で授業をする。工事をしない現校舎の情報室も一部の授業に使う予定という。
龍神分校の阪本聡教頭(58)は「地元の特色を生かし、木材をふんだんに使った校舎となる予定で、きれいな龍神らしい校舎で授業ができるのは大変ありがたい。生徒たちが誇りに思い、愛着を持って大切にしていける校舎に育てていきたい。新しく入学する生徒たちにも、自然豊かな龍神の良さを体感してもらえたら」と話している。