和歌山県南紀のニュース/AGARA 紀伊民報

2022年08月12日(金)

まるで炭みたい 梅畑に真っ黒なバッタ

真っ黒なトノサマバッタ(和歌山県田辺市上芳養で)
真っ黒なトノサマバッタ(和歌山県田辺市上芳養で)
 和歌山県田辺市上芳養の久保壽美子さん(72)が、真っ黒のトノサマバッタを捕まえた。県立自然博物館によると、真っ黒の個体は比較的珍しく、年に2件ほど捕まえたと問い合わせがあるという。

 久保さんは18日夕方、上芳養の紀州石神田辺梅林近くのパイロット園で梅拾いの作業をしていた時に見つけ、捕獲した。「まるで炭みたい。こんなに黒いのは初めて。新種ではないか」と驚いた。イネ科の植物を与えながらしばらく飼育してみるという。

 体長は3・5センチ。県立自然博物館によると、この個体は幼虫で、あと2回ほど脱皮をすれば成虫になる。

 昆虫に詳しい松野茂富学芸員は「トノサマバッタを含むいくつかのバッタでは、脱皮のたびに周囲の環境に合わせて体色を変化させる能力がある。この個体も次の脱皮では別の体色になる可能性がある」と話している。