和歌山県南紀のニュース/AGARA 紀伊民報

2024年12月21日(土)

神島と田辺が近畿大会へ 和歌山県高校総体の剣道女子

 和歌山県高校総体の剣道競技が5月27~29日、和歌山市の和歌山ビッグホエールであり、女子団体で神島が3位に入賞した。田辺は女子団体で5位、女子個人で沖永莉世さん(2年)が3位に入賞。いずれも7月17、18日に滋賀県草津市で開かれる近畿大会に出場する。

 男女とも団体の優勝校と個人の1、2位は全国高校総体(インターハイ)、団体のベスト8と個人のベスト4が近畿大会の出場権を得た。

 女子団体は11校が参加し、5人一組で勝敗を競った。Aブロック、Bブロックに分かれて予選リーグを戦い、上位8校が決勝トーナメントに進んだ。

 神島と田辺はともに決勝トーナメントへ進出。神島は1回戦で、予選では敗れていた和歌山工業に1―0で粘り勝ち、近畿大会の出場を決めた。準決勝では、優勝校の耐久に0―2で敗れた。田辺は決勝トーナメントの1回戦で、準優勝の和歌山東に0―5で敗れた。

 神島の村中菜恵主将(3年)は「和歌山工業には昨年の総体で負けていたので絶対にリベンジするという気持ちで臨んだ。チーム力ではどこにも負けないと思う。近畿大会では一つでも多く勝って、先輩たちにいい報告がしたい」と話した。

 田辺の橘春花主将(3年)は「このメンバーで絶対に近畿大会へ行こうと思っていたのでうれしい。悔いの残らないように全力で頑張る」と抱負を語った。

 55人がトーナメントで競った女子個人では、沖永さんが4勝して勝ち上がり、準決勝で優勝した和歌山東の選手に敗れた。3位決定戦では延長の末、耐久の選手に勝った。

 沖永さんは「小学校から剣道を続けてきて、やっと結果が残せた。教えていただいた剣道クラブの先生に恩返しができた」と喜んだ。

 神島女子と田辺女子のメンバーは次の皆さん。

 神島=村中菜恵、栄和花、坂口留那(以上、3年)、蒲田悠姫、砂取優羽(以上、2年)、尾﨑七音、榎本綾乃(以上、1年)

 田辺=橘春花、後蒼衣、中岡彩乃(以上、3年)、沖永莉世、沖永莉央(以上、2年)、西﨑美空(1年)