新型コロナウイルス感染症の影響で落ち込んだ観光業を支援しようと、和歌山県田辺市は１６日から、「じもたび（地元旅）キャンペーン」第４弾を始める。これまでは市民限定だったが、今回は県内在住者に対象を広げる。

　キャンペーンは、市内の宿泊施設を利用して５千円以上支払えば、市内の登録店舗で使える５千円分の商品券がもらえる内容。１万５千セットを用意している。

　市観光センターや各道の駅など市内１０カ所に設けた配布場所で、宿泊施設の領収書と本人確認書類を提示すれば商品券を受け取れる。領収書の本人が来ることが必要。１人何回でも利用できる。

　領収書の対象期間、商品券の配布期間はいずれも１６日～来年１月３１日。商品券の利用期限も１月３１日までとなっている。

　商品券を利用できる店舗は、新型コロナの経済対策として市が販売するプレミアム付き商品券の取扱店舗と同じ（５月２７日時点で７６９店舗）。

　市観光振興課の担当者は「田辺市は海あり、山ありで見どころがたくさんある。この機会に県民の皆さんに田辺のいいところを見直していただき、地域経済の活性化につなげたい」と話している。

　問い合わせは、市観光振興課（０７３９・２６・９９２９）へ。