ニホンミツバチ増やそう みなべ町で中学生が巣箱作り
和歌山県みなべ町滝、高城中学校(瀬戸敬二校長)の2年生7人が26日、ふるさと学習の一環でニホンミツバチの巣箱作りに挑戦した。自然や古里を愛し、ミツバチを保護する一助になればという取り組み。後日、校舎周辺に設置する。
同校では世界農業遺産「みなべ・田辺の梅システム」について学んでいる。ニホンミツバチは梅など草木の花の受粉を助けるなど重要な役割を担っているが、近年減少していることから、巣箱を設置して増やそうと昨年度に続いて取り組んだ。
講師は、昨年度から引き続き地元の下村勤さん(78)。高城地域共育協議会の会長を務め、梅農家で、ニホンミツバチを飼って保護活動もしている。2月には当時1年生だった生徒に、ニホンミツバチの生態や自然界での役割、巣の構造などについて説明した。
この日の巣箱作りは、生徒が2班に分かれて取り組んだ。下村さんが用意したスギ板を材料に、指導を受けながら電動ドライバーを使って組み立てた。天井板にはハチを誘い込むために蜜蝋(みつろう)を塗ったり、雨などによる劣化を防ぐためにバーナーで表面を焦がしたりもした。1時間半ほどで、幅38センチ、奥行き42センチ、高さ40センチの巣箱を2個完成させた。
生徒らは協力しながら楽しそうに取り組んだ。大澤ちはるさん(13)は「ねじを刺すのに苦労したがうまくできた。自分の家も梅を作っているので、ミツバチが増えてくれればと思う。みんなで作った巣箱に入ってほしい」と話した。
巣箱を設置する際には、ミツバチが好むランの仲間のキンリョウヘンを出入り口付近に置くという。
下村さんは「生徒たちは楽しんで作ってくれた。ミツバチを守ろうという思いが伝わってきた。なんとか入ってくれればいいのだが」と話していた。
同校では世界農業遺産「みなべ・田辺の梅システム」について学んでいる。ニホンミツバチは梅など草木の花の受粉を助けるなど重要な役割を担っているが、近年減少していることから、巣箱を設置して増やそうと昨年度に続いて取り組んだ。
講師は、昨年度から引き続き地元の下村勤さん(78)。高城地域共育協議会の会長を務め、梅農家で、ニホンミツバチを飼って保護活動もしている。2月には当時1年生だった生徒に、ニホンミツバチの生態や自然界での役割、巣の構造などについて説明した。
この日の巣箱作りは、生徒が2班に分かれて取り組んだ。下村さんが用意したスギ板を材料に、指導を受けながら電動ドライバーを使って組み立てた。天井板にはハチを誘い込むために蜜蝋(みつろう)を塗ったり、雨などによる劣化を防ぐためにバーナーで表面を焦がしたりもした。1時間半ほどで、幅38センチ、奥行き42センチ、高さ40センチの巣箱を2個完成させた。
生徒らは協力しながら楽しそうに取り組んだ。大澤ちはるさん(13)は「ねじを刺すのに苦労したがうまくできた。自分の家も梅を作っているので、ミツバチが増えてくれればと思う。みんなで作った巣箱に入ってほしい」と話した。
巣箱を設置する際には、ミツバチが好むランの仲間のキンリョウヘンを出入り口付近に置くという。
下村さんは「生徒たちは楽しんで作ってくれた。ミツバチを守ろうという思いが伝わってきた。なんとか入ってくれればいいのだが」と話していた。