和歌山県南紀のニュース/AGARA 紀伊民報

2024年12月24日(火)

砂浜でコウボウムギ開花 春風に揺れる

砂地からにょきにょき生えたコウボウムギ(和歌山県白浜町椿で)
砂地からにょきにょき生えたコウボウムギ(和歌山県白浜町椿で)
 和歌山県紀南の砂浜で、海浜植物コウボウムギ(弘法麦)が、淡褐色の花穂をつけている。

 全国の沿岸に群生するカヤツリグサの仲間。花穂は長さ5センチ前後で、4~6月に咲く。根元にある古い葉の繊維を弘法大師の筆、穂をムギに見立ててこの名前が付けられたという。

 白浜町内の砂地では、にょきにょきと花穂を出して春風に揺れている。ここでは雄花が目立っている。