和歌山県南紀のニュース/AGARA 紀伊民報

2024年12月22日(日)

施設充実しスポーツ広場オープン みなべ町西本庄

3面ある人工芝のテニスコート。奥は多目的グラウンドと上南部こども園(和歌山県みなべ町西本庄で)
3面ある人工芝のテニスコート。奥は多目的グラウンドと上南部こども園(和歌山県みなべ町西本庄で)
テニスコートの横にあるサブコート。テニスの壁打ちや3on3バスケができる
テニスコートの横にあるサブコート。テニスの壁打ちや3on3バスケができる
 和歌山県みなべ町の「西本庄グラウンド」が「西本庄スポーツ広場」に生まれ変わり、1日にオープンした。昨年夏に完成していた多目的グラウンドに続き、テニスコートとサブコートが整備された。町はスポーツによる元気なまちづくりを目指しており、活発な利用を呼び掛けている。

 西本庄グラウンドは野球での利用が主だったが、近年になって利用が少なくなったことから、町が利活用を見直した。同町気佐藤にあったテニスコート(5面)がなくなったこともあり、テニスを中心にさまざまな種目のスポーツを楽しめる施設として改修することにした。

 2020年度に、隣接する上南部こども園の園庭とともにフットサルなどが楽しめる人工芝の多目的グラウンド(広さ約1340平方メートル)を整備した。園児が運動をするグラウンドとして利用している。

 それに続いて整備したのがテニスコート(広さ約2千平方メートル)。人工芝の全天候型で3面ある。人工芝の整備にはスポーツ振興くじ助成金を使った。

 サブコート(広さ約245平方メートル)はテニスコートに隣接し、テニスの壁打ちができるほか、3on3バスケを楽しめるコートにもなっている。

 いずれも照明設備があり、夜間でも楽しめる。

 町内には野球場やグラウンド、テニスコート、武道館があるほか、各教育施設のグラウンドや体育館も一般に貸し出している。元清川中学校の体育館を活用し、スポーツクライミングが楽しめる施設も整備している。今回、新たに社会体育施設の充実を図った。町教育学習課は「みなべ町では総合型地域スポーツクラブを設立し、住民が主体となって健康な体づくりをしている。新しい施設も利用し、より一層、スポーツに親しんでもらえればと思う」と話している。

■貸し出し始まる

 西本庄スポーツ広場にある施設の利用料(1時間当たり)は、多目的グラウンドが町内のグループ500円、町外のグループ千円。テニスコート(1コート)が町内のグループ200円、町外のグループ400円。いずれも照明は1時間当たりで町内のグループ500円、町外のグループ千円。

 サブコートは開放しており、無料で利用できるが、照明は1時間当たり町内のグループ100円、町外のグループ200円となっている。

 いずれも利用は、みなべ町谷口の町生涯学習センター内にある町教育学習課へ申し込めばよい。問い合わせは町教育学習課(0739・74・3134)へ。