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2024年11月15日(金)

災害時に資機材提供 白浜署、建設業組合と協定

協定書に押印する西峰嵩組合長(右)と南伸明署長=11日、和歌山県白浜町で
協定書に押印する西峰嵩組合長(右)と南伸明署長=11日、和歌山県白浜町で
 東日本大震災から丸11年となった11日、大規模な災害が発生した際に円滑に警察活動ができるようにと和歌山県警白浜署は、白浜町の白浜建設業組合(西峰嵩組合長、25社)と資機材の提供などに関する協定を結んだ。

 署が同協定を結ぶのは昨年10月の農機具会社サワイ(白浜町)に続いて2例目。南海トラフでの大地震などの災害や大きな事件、事故が発生した際、組合は所有しているトラック、パワーショベルなどの資機材を同署に無償で貸し出す。署が協定の締結を提案し、組合が快諾した。

 この日、署庁舎で調印式があり、南伸明署長と西峰組合長が協定書に押印した。

 南署長は「大災害が発生した際には警察の人員、装備だけで十分ではないのが現状。今後とも組合と連携を密にして有事に備えていきたい」と言い、西峰組合長は「災害に備えてこのように準備していくことは非常に大事。微力だが協力していきたい」と述べた。