白浜に“高級旅館”開業 和歌山県の奨励金初対象
和歌山県白浜町阪田で3月1日、京都市の企業が運営する高級宿泊施設が開業する。富裕層向けの施設を設ける企業に奨励金を出す県の制度では最初の対象になる。27日に現地で記念式典があり、運営企業の幹部は「白浜に新しい風を吹き込みたい」と展望を語った。
京阪神を中心にビジネスホテルを展開する「京都プラザホテルズ」が開業するのは「南紀白浜 和みの湯 花鳥風月」。海を望む高台に7038平方メートルの土地を取得し、木造2階建て(延べ床面積1986平方メートル)を整備した。総事業費は約8億円という。
全24室(約40~80平方メートル)で、間取りは全て異なる。全室に半露天風呂があるほか、食材にもこだわって料理を提供する。1年目の売り上げ目標は2億円としている。当初は1年前に開業予定だったが、新型コロナウイルスの影響で遅らせた。
京都プラザホテルズの清水幸雄代表は「ホテルとは違う旅館という業種に挑戦したいと考えた。コロナ禍の中でも事業をやめる気はまったくなかった。国内、国外のお客さまに喜んでもらえる施設にしたい」と展望を語った。
式典では仁坂吉伸知事が「新しいチャレンジの場に白浜を選んでいただいた。いずれコロナも収まる。絶対にうまくいくと思う」と期待を述べた。井澗誠町長や秋月史成県議も出席した。
県の奨励金制度は、客室の広さや料金など一定の要件を満たす場合に最大3億円を出す内容で、2016年9月にできた。開業後の実績も踏まえるため、京都プラザホテルズへの交付額はまだ決まっていないという。
県サービス産業立地室では「白浜に限らず、今後も誘致を実現できるよう取り組む」と話している。
京阪神を中心にビジネスホテルを展開する「京都プラザホテルズ」が開業するのは「南紀白浜 和みの湯 花鳥風月」。海を望む高台に7038平方メートルの土地を取得し、木造2階建て(延べ床面積1986平方メートル)を整備した。総事業費は約8億円という。
全24室(約40~80平方メートル)で、間取りは全て異なる。全室に半露天風呂があるほか、食材にもこだわって料理を提供する。1年目の売り上げ目標は2億円としている。当初は1年前に開業予定だったが、新型コロナウイルスの影響で遅らせた。
京都プラザホテルズの清水幸雄代表は「ホテルとは違う旅館という業種に挑戦したいと考えた。コロナ禍の中でも事業をやめる気はまったくなかった。国内、国外のお客さまに喜んでもらえる施設にしたい」と展望を語った。
式典では仁坂吉伸知事が「新しいチャレンジの場に白浜を選んでいただいた。いずれコロナも収まる。絶対にうまくいくと思う」と期待を述べた。井澗誠町長や秋月史成県議も出席した。
県の奨励金制度は、客室の広さや料金など一定の要件を満たす場合に最大3億円を出す内容で、2016年9月にできた。開業後の実績も踏まえるため、京都プラザホテルズへの交付額はまだ決まっていないという。
県サービス産業立地室では「白浜に限らず、今後も誘致を実現できるよう取り組む」と話している。