イチゴ狩りキャンセル相次ぐ コロナ拡大、体験観光に影響
新型コロナウイルスの感染拡大が、南部梅林(みなべ町)の開園中止など和歌山県御坊・日高の観光に影響を及ぼしている。観光農園などの体験型観光でもキャンセルが相次ぎ、関係者は落胆の表情を浮かべている。
1月29日のオープンを控えていた南部梅林は、運営する紀州南部梅の里観梅協会が19日、県内でも感染者が急増していることから開園中止を決定。すでにチラシ配布もしていた。
農作物栽培が盛んな御坊・日高でも各地にある観光農園が、新型コロナのあおりを受けている。年明けからオープンしている御坊市内のイチゴ狩り農園ではキャンセルが続いている。
同市名田町上野、国道42号沿いにある「観光農園ひだか」では、新型コロナ拡大以前は京阪神の旅行会社によるバスツアーが多く、みなべ町での観梅と組み合わせた旅行も多かった。昨年の低調に続き、今季も団体のキャンセルが続いている。
開園している以上、園内に食べ頃の実を残しておく必要があり、市場への出荷の調整も難しくなってくるという。感染対策のため、ビニールハウスに入るのは基本1棟につき1組にするなどしている。
代表の原出幸典さんは「イチゴの旬とコロナの波が重なってしまい、また今年もかという思い。団体客の割合が多く、この状況であればキャンセルも仕方がない」と話している。
■修学旅行もキャンセル
御坊・日高の体験型観光を統括する紀州体験交流ゆめ倶楽部によると、もともと1~3月は閑散期だが、修学旅行などでキャンセルが出ている。1月下旬は、草木染体験などを予定していた120人程度の団体利用が延期になったという。
新型コロナの場合はキャンセル料を受け取っていないといい、担当者は「利用客の皆さんも、取りやめざるを得ず我慢しているはず。一日も早く新型コロナが収束し、行楽ができる状況が戻るよう祈っている」と話している。
みなべ町内の教育旅行を取りまとめている町教育旅行誘致委員会(岩本智良委員長)でも、町内への修学旅行でキャンセルが出ているという。
1月29日のオープンを控えていた南部梅林は、運営する紀州南部梅の里観梅協会が19日、県内でも感染者が急増していることから開園中止を決定。すでにチラシ配布もしていた。
農作物栽培が盛んな御坊・日高でも各地にある観光農園が、新型コロナのあおりを受けている。年明けからオープンしている御坊市内のイチゴ狩り農園ではキャンセルが続いている。
同市名田町上野、国道42号沿いにある「観光農園ひだか」では、新型コロナ拡大以前は京阪神の旅行会社によるバスツアーが多く、みなべ町での観梅と組み合わせた旅行も多かった。昨年の低調に続き、今季も団体のキャンセルが続いている。
開園している以上、園内に食べ頃の実を残しておく必要があり、市場への出荷の調整も難しくなってくるという。感染対策のため、ビニールハウスに入るのは基本1棟につき1組にするなどしている。
代表の原出幸典さんは「イチゴの旬とコロナの波が重なってしまい、また今年もかという思い。団体客の割合が多く、この状況であればキャンセルも仕方がない」と話している。
■修学旅行もキャンセル
御坊・日高の体験型観光を統括する紀州体験交流ゆめ倶楽部によると、もともと1~3月は閑散期だが、修学旅行などでキャンセルが出ている。1月下旬は、草木染体験などを予定していた120人程度の団体利用が延期になったという。
新型コロナの場合はキャンセル料を受け取っていないといい、担当者は「利用客の皆さんも、取りやめざるを得ず我慢しているはず。一日も早く新型コロナが収束し、行楽ができる状況が戻るよう祈っている」と話している。
みなべ町内の教育旅行を取りまとめている町教育旅行誘致委員会(岩本智良委員長)でも、町内への修学旅行でキャンセルが出ているという。