和歌山県橋本市出身で、米・大リーグのピッツバーグ・パイレーツ、筒香嘉智選手（３０）が１４日、県教委が主催するオンラインのイベントに参加し、県内の高校生たちと語り合った。

　「高校生のための和歌山未来塾」の特別企画として開かれ、筒香選手は「アスリートとしての心の持ちよう」と題して講演。「時代がすごいスピードで変化する中、自分で考え、発信できる人になってほしい」「失敗は恥ではない。いろんなことにチャレンジして。迷った時は成長できると思う方を選んでほしい」とエールを送った。

　高校生の「試合で１００％の力を出すには」という質問に対しては「長いシーズンでベストを出せる試合は想像以上に少なく、平均の力を出せるように心掛けている。野球場の外でも気付きが大切。人を助けたり、落ちているごみを拾ったりして人の嫌がることを率先してやる人は社会に出た時に必ず役に立つ」と話した。