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2024年12月20日(金)

和歌山県から26年ぶり準優勝 近畿小学生バレーで南部男子

近畿小学生バレーボール選手権大会で準優勝した南部バレーボールスポーツ少年団男子
近畿小学生バレーボール選手権大会で準優勝した南部バレーボールスポーツ少年団男子
 第42回近畿小学生バレーボール選手権大会(近畿バレーボール連盟、近畿小学生バレーボール連盟など主催)が19日、滋賀県の野洲市総合体育館であった。男子の部で、和歌山県みなべ町の南部バレーボールスポーツ少年団男子が初めて準優勝した。和歌山県勢としては26年ぶり。


 男子の部は近畿6府県から代表1チームずつが出場し、トーナメントで戦った。南部は1回戦が不戦勝で、準決勝で強豪の宝塚スカイ(兵庫県)と対戦。2(22―20、23―21)0と接戦をものにした。

 決勝は、全国に名が知られる優勝候補筆頭の山王(京都府)と対戦。1セット目は中盤まで点の取り合いで接戦だったが、終盤にサーブやレシーブのミスが続いて連続して点を奪われ、16―21で落とした。2セット目は流れを取り戻せず、10―21の大差となり、セットカウント0―2で敗れた。

 山王には、7月下旬にあった近畿ブロックスポーツ少年団バレーボール交流大会でもブロック決勝で敗れており、今回、雪辱を果たせなかった。生駒明広監督は「高さやパワーは負けていないと思うが、サーブやレシーブ、コンビネーションなどの技術面で相手の方が上だった」と振り返った。ただ、準決勝で破った宝塚スカイは、同交流大会の南部とは別のブロックで優勝したチームで、生駒監督は「今回の大会でみれば、南部は近畿ナンバー2。胸を張ってもいい」と喜んだ。

 選手権大会では、南部としては2018年の3位を上回った。県勢としては第16回大会で和歌浦少年バレーが準優勝して以来、26年ぶりに準優勝以上の成績を残した。

 来年1月9日にはスポーツ少年団の近畿代表決定戦が開かれ、優勝すれば全国大会(3月開催)に出場できる。生駒監督は「山王に勝たなくては全国に行けない。悔いのないよう頑張りたい」と意気込む。

 一方、南部女子も県代表で同選手権大会に出場したが、準々決勝で敗れ、ベスト8だった。

 南部男子のメンバーは次の皆さん。

 濱口滉大、久保正樹、森山風雅、大瀬琥太郎、坂本颯佑、柏木颯斗(以上6年)、岩﨑煌介、和田幸樹、鈴木悠矢、法忍和真(以上5年)、濱口蒼大、竹中龍星、大井悠跳、木下涼太郎、米澤奏汰郎、井口真(以上4年)▽監督=生駒明広▽コーチ=竝木正明