和歌山県南紀のニュース/AGARA 紀伊民報

2024年12月21日(土)

階段設け歩道修繕 企業の森でJT社員ら

歩道を修繕するため、土を盛って階段を設ける参加者(和歌山県田辺市中辺路町で)
歩道を修繕するため、土を盛って階段を設ける参加者(和歌山県田辺市中辺路町で)
 企業や団体がボランティアで森林保全活動に取り組む和歌山県の「企業の森」事業で、関西を中心とした日本たばこ産業(JT)グループの社員ら約60人がこのほど、田辺市中辺路町野中の「JTの森 中辺路」(約54ヘクタール)につながる歩道の修繕作業などに取り組んだ。

 JTは2005年から企業の森に参画。長年、植栽や木々の育成に必要な手入れなど森林の保全活動に取り組んでいる。

 参加者は、中辺路町森林組合の職員らに教わりながら、野中の継桜王子近くにある歩道を修繕。土が流出して段差が大きくなった道に土を運び、木の杭を打って階段を設けた。また、「JTの森 中辺路」で苗木の成長を妨げる雑草を鎌で刈ったり、サクラやウバメガシなどの苗木を植えたりした。