Eバイクのツアー開発 上富田の2団体、環境省やJALと協力
和歌山県上富田町を拠点に地域の活性化を目指す一般社団法人「紀州くちくまの未来創造機構」とスポーツ合宿の誘致などをしている「南紀ウエルネスツーリズム協議会」は、環境省や日本航空(JAL)と協力し、電動アシスト付き自転車(Eバイク)を活用した新たなツアー商品の開発に取り組んでいる。
■国立公園と「クマイチ」
環境省と協力して企画しているのは、「吉野熊野国立公園」と熊野を一周するサイクリングコース「クマイチ」を組み合わせたツアー。サイクリングだけでなく、シーカヤックやガイドウオークなどの自然体験を盛り込んでおり、国立公園の雄大な自然を満喫できる内容となっている。
南紀ウエルネスツーリズム協議会が旅行業者として事業を担当。紀州くちくまの未来創造機構の自転車ツーリズムチームが企画した。自然体験を伴うサイクリングツアーを展開することで、国立公園の保護や利用に貢献していくという。
「コロナ後」に外国人観光客の来訪が再開するのを見据えて、訪日旅行の手配や海外への情報発信を専門とする業者、外国籍のユーチューバーらを招いたツアーにも着手。10月には上富田―串本で実施した。12月には串本―新宮、来年2月には新宮―上富田で行う。3回に分けて各エリアでのツアーを体験してもらい、意見や感想を今後の商品開発につなげていく。
■ワーケーションにも活用
JALと共同で開発に着手したのは、旅先で休暇を過ごしながら仕事をする「ワーケーション」にサイクリングを組み合わせたツアー。南紀白浜空港(白浜町)と羽田空港(東京都)をつなぐ空の便を活用し、首都圏居住者をターゲットにしたツアーの商品化を目指している。
この事業は、観光庁による「地域の観光資源の磨き上げを通じた域内連携促進に向けた実証事業」の一つ。サイクリングによる健康増進や心身のリフレッシュを体験してもらうことで、和歌山でのワーケーションの価値向上も目指しているという。
商品化に向けて、11月末から来年1月にかけてモニターツアーを開催する。2泊3日で白浜町のホテルに宿泊しながらワーケーションやEバイクでのサイクリングなどを体験してもらう内容。ガイド付きのサイクリングツアーや、すさみ町でのデイキャンプやバーベキューなどを盛り込んだコースもあり、すでに企業のワーケーション担当者らから申し込みが相次いでいる。
このほか、「チームビルディング」を目的としたプログラムや企業研修などにも対応できる旅行商品の開発にも取り組んでいる。「紀州くちくまの未来創造機構」自転車ツーリズムチームのリーダー、瀬戸陽子さん(53)は「サイクルツーリズムを事業として推進するには、上富田町はすごく良い環境。首都圏からの誘客を通じて、今後もこの地域でサイクルツーリズムを発展させていきたい」と話している。
■国立公園と「クマイチ」
環境省と協力して企画しているのは、「吉野熊野国立公園」と熊野を一周するサイクリングコース「クマイチ」を組み合わせたツアー。サイクリングだけでなく、シーカヤックやガイドウオークなどの自然体験を盛り込んでおり、国立公園の雄大な自然を満喫できる内容となっている。
南紀ウエルネスツーリズム協議会が旅行業者として事業を担当。紀州くちくまの未来創造機構の自転車ツーリズムチームが企画した。自然体験を伴うサイクリングツアーを展開することで、国立公園の保護や利用に貢献していくという。
「コロナ後」に外国人観光客の来訪が再開するのを見据えて、訪日旅行の手配や海外への情報発信を専門とする業者、外国籍のユーチューバーらを招いたツアーにも着手。10月には上富田―串本で実施した。12月には串本―新宮、来年2月には新宮―上富田で行う。3回に分けて各エリアでのツアーを体験してもらい、意見や感想を今後の商品開発につなげていく。
■ワーケーションにも活用
JALと共同で開発に着手したのは、旅先で休暇を過ごしながら仕事をする「ワーケーション」にサイクリングを組み合わせたツアー。南紀白浜空港(白浜町)と羽田空港(東京都)をつなぐ空の便を活用し、首都圏居住者をターゲットにしたツアーの商品化を目指している。
この事業は、観光庁による「地域の観光資源の磨き上げを通じた域内連携促進に向けた実証事業」の一つ。サイクリングによる健康増進や心身のリフレッシュを体験してもらうことで、和歌山でのワーケーションの価値向上も目指しているという。
商品化に向けて、11月末から来年1月にかけてモニターツアーを開催する。2泊3日で白浜町のホテルに宿泊しながらワーケーションやEバイクでのサイクリングなどを体験してもらう内容。ガイド付きのサイクリングツアーや、すさみ町でのデイキャンプやバーベキューなどを盛り込んだコースもあり、すでに企業のワーケーション担当者らから申し込みが相次いでいる。
このほか、「チームビルディング」を目的としたプログラムや企業研修などにも対応できる旅行商品の開発にも取り組んでいる。「紀州くちくまの未来創造機構」自転車ツーリズムチームのリーダー、瀬戸陽子さん(53)は「サイクルツーリズムを事業として推進するには、上富田町はすごく良い環境。首都圏からの誘客を通じて、今後もこの地域でサイクルツーリズムを発展させていきたい」と話している。