和歌山県南紀のニュース/AGARA 紀伊民報

2024年12月19日(木)

白砂のコートで熱戦 白浜でビーチアルティメット大会

エンドゾーンでパスを受けて得点する選手(和歌山県白浜町の白良浜で)
エンドゾーンでパスを受けて得点する選手(和歌山県白浜町の白良浜で)
 和歌山県フライングディスク協会は13日、白浜町の白良浜で、第4回白浜ビーチアルティメット大会を開いた。14チーム、157人が参加。白砂のコートで熱戦を繰り広げ、浜が活気づいた。

 白浜町、紀伊民報など後援。3月に開く予定だったが、新型コロナウイルスの影響で延期していた。男女混成の「ミックス」、子どもや初心者らの「ゆる」、西牟婁振興局と周辺市町のチームによる「6市町」の3部門があった。

 5人一組のチームがディスクを落とさずにパスをつなぎ、コート端のエンドゾーンでキャッチして得点を競った。選手たちは白砂を巻き上げながらディスクを追い掛け、飛び付いてキャッチするなど迫力あるプレーが見られた。

 5チームが総当たり戦をしたミックス部門は、和歌山大学の卒業生が中心の「ネイキッドブラザーズ」が4戦全勝で優勝した。京阪神の女性だけで構成し、3位だった「Celavie(セラビー)」の真木淑乃さん(23)は「海がきれい過ぎて写真をたくさん撮った。強いチームが多く、いい経験になった」と笑顔だった。

 6市町部門は予選リーグと決勝トーナメントがあり、串本町が優勝、白浜町が準優勝だった。

 3チームが参加したゆる部門は、決勝でWFDA(県フライングディスク協会)が大阪を中心とした「ビッグキッズサン」を延長戦の末に破って優勝した。決勝点を挙げたWFDAの森脇美心都さん(10)=和歌山市雑賀小学校4年=は「決勝は点を取ったり取られたりの試合で楽しかった」と、汗を拭った。