和歌山県南紀のニュース/AGARA 紀伊民報

2024年09月29日(日)

林業まつりはオンラインで 20日から龍神で翔龍祭

実行委員会であいさつをする眞砂佳明委員長(和歌山県田辺市龍神村西で)
実行委員会であいさつをする眞砂佳明委員長(和歌山県田辺市龍神村西で)
 和歌山県田辺市龍神村で、林業まつりと村民文化祭を合わせた「翔龍祭」が20日から始まるのを前に10日、実行委員会の最終会議が龍神村西の龍神行政局であった。今年も新型コロナウイルス感染防止の観点から、林業まつり(20、21日)は会場を設けずにインターネット上で動画を流す形式で開く。村民文化祭も舞台発表を取りやめ、20~23日の午前9時~午後5時、龍神村安井の龍神市民センターで作品を展示する。


 実行委企画部会が新型コロナを考慮した開催方法について話し合ってきた内容が、この日の会議で了承された。

 林業まつりは、臨時スタジオを設けて対談形式のライブやチェーンソー競技大会などをネットで配信する。昨年は日中ずっと配信していたが、間延びして閲覧数が伸びなかったことから、今年は午前と午後に区切って配信する。当日はユーチューブの「龍神林業開発会議」のチャンネルの中でライブ配信をする。

 時間は、20日が午前9時45分~11時と午後1時~2時、21日は午前10時~11時と午後1時~2時。龍神村の林業、食、アートなどについて関係者のインタビューを交えた内容などを予定しており、イベントを通じて情報発信に努める。

 村民文化祭は、翔龍祭実行委と村民文化祭実行委の主催。龍神村内の園児から大人までの作品を龍神市民センターに展示する。内容は絵画、彫刻、書、工芸、ちぎり絵など。

 翔龍祭実行委の眞砂佳明委員長(53)は「今年もオンライン配信による開催となったが、多くの人に見てほしい。龍神村に行ってみたい、イベントを見てみたいと思えるような内容にして、来年の翔龍祭は人を集めて開催できるようにと考えている」と話している。

 翔龍祭に関する問い合わせは、実行委の事務局がある龍神行政局産業建設課(0739・78・0830)へ。