和歌山県南紀のニュース/AGARA 紀伊民報

2024年11月25日(月)

子ども食堂に食材 JC和歌山ブロック協

ひなた食堂を運営する松下泰子理事長(左)に食材を手渡す佐々木秀平会長(右から2人目)ら=9日、田辺市高雄1丁目で
ひなた食堂を運営する松下泰子理事長(左)に食材を手渡す佐々木秀平会長(右から2人目)ら=9日、田辺市高雄1丁目で
 日本青年会議所(JC)近畿地区和歌山ブロック協議会は、県内の「子ども食堂」に食材を届ける活動をしている。9日は田辺市高雄1丁目にある「ひなた食堂」を訪れ、ミカン20キロや米10キロ、梅干しを贈った。

 子ども食堂は、地域の子どもたちに食事や居場所を提供する場所。協議会は子どもの貧困や食品ロスの解消につなげようと、この取り組みを企画した。

 農家や食品業者、NPOフードバンク和歌山の協力を得て、10月下旬から順次、県内15カ所の子ども食堂に食材を届けている。

 ひなた食堂には、協議会の佐々木秀平会長や白浜・田辺青年会議所の松田悠理事長らが訪問。食堂を運営するNPOハートツリーの松下泰子理事長に手渡した。コロナ禍でも安心して利用できるようにと、検温機能付きの消毒液スタンドも贈った。

 松下理事長は「支援していただけることは大変ありがたい。子どもたちも喜ぶと思う」と感謝。佐々木会長は「こうした活動を通じて社会貢献をしていきたい」と話した。