紀伊有田駅の天井や壁に絵画 紀の国トレイナート
和歌山県内を通るJR紀勢線を舞台にした芸術イベント「紀の国トレイナート2021」(31日~11月21日)に向け、「画家 まつお」のアーティスト名で活動している松尾ゆめさん(35)=和歌山市=が、串本町有田にあるJR紀伊有田駅の駅舎にテーブルサンゴなど地域の自然をモチーフにした絵を描いている。まつおさんは5年前から同駅で制作に取り組んでおり、その集大成という今年は、地元の子どもたちも制作に参加。今月中旬には完成する予定という。
丸を描くことによって作品を作っているというまつおさんは、和歌山市出身。高校卒業後にグラフィックデザインの専門学校に進学し、その際に画家になりたいとの思いが芽生えた。卒業後に一般企業で働いたり、海外で生活をしたりした後、2016年から画家として活動している。
「紀の国トレイナート」には、その年から参加。「え?こんなところにこんな駅?」をコンセプトに、ホームや駅舎をキャンバスにして串本の山や海といった自然をテーマにした作品の制作を始めた。17年は有田の海でシュノーケリングを体験し、サンゴの群集などを観察。その感動から、駅舎の壁にテーブルサンゴや海の生き物、まつおさんが考えたオリジナルキャラクター「まるぞう」などを描いた。18年も引き続き制作に取り組んだが、19年は不参加で、20年は新型コロナウイルスの影響でイベント自体がなかったことから、今年は3年ぶりの制作となった。
町内に滞在して9月上旬から取り組んでおり、友人にも手伝ってもらいながら、駅舎の天井や壁、地面などにテーブルサンゴやクマノザクラ、動物などを描いている。
6日には近くにある串本西小学校(福島恵美校長、41人)の4~6年生計21人が訪れ、駅舎正面の壁をキャンバスに制作に参加。まつおさんが夕日をイメージしたという約190センチの丸を事前に描いており、子どもたちもその周囲に青や黄、オレンジなど色鮮やかな丸を筆を使って思い思いに描いた。
4年生の中井嘉洋君(9)は「ここの駅を見たときに『面白いのでまた来よう』と思ってもらえたらうれしいなと思いながら描いた」と笑顔。福島校長も「めったにできない体験をさせていただき、大変ありがたい。体験を通じ、子どもたちが地域により親しみ、好きになってくれたらうれしい」と話した。
まつおさんは「子どもたちは工夫しながら、それぞれすてきな丸を描いてくれた。良い思い出になってくれたらうれしい。滞在で感じたことや地元の人から教わったことをモチーフにして、こんな駅があるのなら立ち寄りたいと思ってもらえる場所にしたいという思いで制作している。完成を楽しみにしていただけたら」と話している。
丸を描くことによって作品を作っているというまつおさんは、和歌山市出身。高校卒業後にグラフィックデザインの専門学校に進学し、その際に画家になりたいとの思いが芽生えた。卒業後に一般企業で働いたり、海外で生活をしたりした後、2016年から画家として活動している。
「紀の国トレイナート」には、その年から参加。「え?こんなところにこんな駅?」をコンセプトに、ホームや駅舎をキャンバスにして串本の山や海といった自然をテーマにした作品の制作を始めた。17年は有田の海でシュノーケリングを体験し、サンゴの群集などを観察。その感動から、駅舎の壁にテーブルサンゴや海の生き物、まつおさんが考えたオリジナルキャラクター「まるぞう」などを描いた。18年も引き続き制作に取り組んだが、19年は不参加で、20年は新型コロナウイルスの影響でイベント自体がなかったことから、今年は3年ぶりの制作となった。
町内に滞在して9月上旬から取り組んでおり、友人にも手伝ってもらいながら、駅舎の天井や壁、地面などにテーブルサンゴやクマノザクラ、動物などを描いている。
6日には近くにある串本西小学校(福島恵美校長、41人)の4~6年生計21人が訪れ、駅舎正面の壁をキャンバスに制作に参加。まつおさんが夕日をイメージしたという約190センチの丸を事前に描いており、子どもたちもその周囲に青や黄、オレンジなど色鮮やかな丸を筆を使って思い思いに描いた。
4年生の中井嘉洋君(9)は「ここの駅を見たときに『面白いのでまた来よう』と思ってもらえたらうれしいなと思いながら描いた」と笑顔。福島校長も「めったにできない体験をさせていただき、大変ありがたい。体験を通じ、子どもたちが地域により親しみ、好きになってくれたらうれしい」と話した。
まつおさんは「子どもたちは工夫しながら、それぞれすてきな丸を描いてくれた。良い思い出になってくれたらうれしい。滞在で感じたことや地元の人から教わったことをモチーフにして、こんな駅があるのなら立ち寄りたいと思ってもらえる場所にしたいという思いで制作している。完成を楽しみにしていただけたら」と話している。