第5波で10代以下の感染者倍増 和歌山県内、半数に高熱の症状
新型コロナウイルス感染の「第5波」で、10代以下の感染者が増加しており、症状が出る割合も増えていることが和歌山県のまとめで分かった。感染後の最高体温も上がっていて、約半数に38度以上の発熱が見られるという。
県のまとめによると「第4波」(3月14日~7月10日)に感染した10代以下の県民は205人で、全年代1532人に占める割合は13・4%だったが、「第5波」(7月11日以降)では、9月8日までで2倍以上の520人。全年代2257人に占める割合は23・0%と、上がっている。
発熱やせき、頭痛、倦怠(けんたい)感など、症状のある人も「第4波」より増えている。特に「第4波」で10歳未満にいなかった「味覚異常」「嗅覚異常」は「第5波」でいずれも1割程度に症状が見られた。10代でも増加している。
最高体温でみると、10歳未満は38度台が「第4波」では16・4%だったが、「第5波」では25・9%に増加。39度以上は「第4波」ではいなかったが「第5波」では13・3%いた。一方「第4波」で「発熱なし」は41・8%だったが「第5波」では35・7%に減少している。
10代でも38度台が16・7%から33・7%に、39度以上が6・6%から18・8%に増えていて「発熱なし」は37・3%から18・1%に減っている。
「第5波」での推定される感染経路は、10歳未満は「家族」が90%、「学校・保育」が9・7%など。10代は「家族」が45%、「友人・知人」が22%、「県外」が20%、「職場・学校」が11%などだった。家族から感染するケースが最も多くなっている。
10代以下の感染者が増えたことについて県は、感染力が強い「デルタ株」が流行し、全体の感染者数が増えたことから、子どもの感染機会が拡大したこと、ほとんどの子どもがワクチン未接種であることなどが影響していると考えられるという。
県福祉保健部の野尻孝子技監は「今後、小児の集団感染が発生する可能性も高く、一層の感染予防対策の徹底が重要」と話している。
県のまとめによると「第4波」(3月14日~7月10日)に感染した10代以下の県民は205人で、全年代1532人に占める割合は13・4%だったが、「第5波」(7月11日以降)では、9月8日までで2倍以上の520人。全年代2257人に占める割合は23・0%と、上がっている。
発熱やせき、頭痛、倦怠(けんたい)感など、症状のある人も「第4波」より増えている。特に「第4波」で10歳未満にいなかった「味覚異常」「嗅覚異常」は「第5波」でいずれも1割程度に症状が見られた。10代でも増加している。
最高体温でみると、10歳未満は38度台が「第4波」では16・4%だったが、「第5波」では25・9%に増加。39度以上は「第4波」ではいなかったが「第5波」では13・3%いた。一方「第4波」で「発熱なし」は41・8%だったが「第5波」では35・7%に減少している。
10代でも38度台が16・7%から33・7%に、39度以上が6・6%から18・8%に増えていて「発熱なし」は37・3%から18・1%に減っている。
「第5波」での推定される感染経路は、10歳未満は「家族」が90%、「学校・保育」が9・7%など。10代は「家族」が45%、「友人・知人」が22%、「県外」が20%、「職場・学校」が11%などだった。家族から感染するケースが最も多くなっている。
10代以下の感染者が増えたことについて県は、感染力が強い「デルタ株」が流行し、全体の感染者数が増えたことから、子どもの感染機会が拡大したこと、ほとんどの子どもがワクチン未接種であることなどが影響していると考えられるという。
県福祉保健部の野尻孝子技監は「今後、小児の集団感染が発生する可能性も高く、一層の感染予防対策の徹底が重要」と話している。