和歌山県南紀のニュース/AGARA 紀伊民報

2024年12月26日(木)

【詳報】土日2日間で62人感染 和歌山県、新型コロナ

 和歌山県は7日に37人、8日に25人が、県内で新たに新型コロナウイルスに感染したと発表した。串本町もこの2日間に町職員4人の感染を明らかにした。 

 保健所管内別の新規感染者数は、和歌山市25人、新宮10人、田辺6人、橋本と海南が各5人、湯浅、岩出が各2人、県外が7人。

 田辺管内では、7日に重症と発表された40代自営業男性は、仕事で大阪市を訪れていた。8日にはその家族2人(40代パート職員女性、小学生女子)の感染が分かった。

 同管内では、すでに感染が発表されている県外在住の専門学校生女性の関係者3人の感染も判明した。実家の家族(40代自営業女性)と、友人(高校生女子)、その家族(40代会社員男性)。

 串本町は7日、建設課の30代職員男性と、くしもとこども園の30代職員女性の感染を発表。8日には建設課の40代と50代の男性2人の感染を発表した。

 クラスター(感染者集団)の関係では、東海地方で開かれた小学生の全国水泳大会に出場した県内チームで、岩出管内の50代コーチ男性の感染が新たに分かり、クラスターは7人となった。また、有田市の公共施設改修工事では、湯浅管内の70代男性の感染が分かり、クラスターは6人となった。

 入院者数は274人。

 直近1週間の人口10万人当たり感染者数は県全体が24・8人で、最も深刻な「感染爆発段階」(ステージ4)の基準25人を少し下回ったが、依然として高水準という。保健所管内別で最多は新宮管内の52・9人。