和歌山県南紀のニュース/AGARA 紀伊民報

2024年05月02日(木)

プログラミング大会に向け中学生が基礎学ぶ

高校生(左)からプログラミングの基礎を教わる中学生=和歌山県田辺市あけぼので
高校生(左)からプログラミングの基礎を教わる中学生=和歌山県田辺市あけぼので
 12月に開かれる16歳以下対象のプログラミングゲーム大会「U―16プログラミングコンテスト和歌山大会」に向け、大会を主催する田辺工業高校(和歌山県田辺市あけぼの)が7月26、27日、同校で事前講習会を開いた。地元の中学生が参加し、田辺工業高の教員や生徒から大会のルールやプログラミングの基礎を学んだ。

 競技は1対1の対戦形式。画面の縦15マス、横17マスの「フィールド」上でそれぞれが事前に作成したプログラムで戦い、獲得したアイテム数などで勝敗を決める。

 NPO「ITジュニア育成交流協会」(東京都)がこの競技の普及に努めており、パソコンが好きな子どもたちの目標となる場所を提供することや将来のITエンジニアの育成などを目的に、全国各地で大会が開かれている。

 27日には上富田中学校(上富田町朝来)のパソコン部員14人が参加。「1マス動く」「ブロックを置く」といった動作命令の出し方などを教員が解説した。田辺工業高電気電子科の生徒8人も事前の準備や講習会の補助をした。

 上富田中3年の長矢英明君(14)は「1文字間違うだけで動かなくなる。難しいが、思い通りに動くと楽しい。大会では上位を目指したい」と意気込んでいる。

 田辺工業高電気電子科3年の田中慈隆君(17)は「自分自身もプログラミングの勉強を始めたばかり。新しいことを知れるのが楽しい。中学生も楽しみながら学んでほしい」と話した。