和歌山県南紀のニュース/AGARA 紀伊民報

2024年11月16日(土)

12歳以上の6割分確保 コロナワクチン、和歌山県

12歳以上の県民に占めるワクチン確保率(和歌山県の紀南分)
12歳以上の県民に占めるワクチン確保率(和歌山県の紀南分)
 和歌山県は8日、7月の最終週までに国から配分される新型コロナウイルスのワクチン(ファイザー製)について、12歳以上の県民の58・1%が2回接種できる分が確保されることになったと発表した。

 12歳以上の県民は、高齢者や基礎疾患がある人、医療従事者を含む約87万人。7月12日の週までに810箱(1箱1170回分)が配分されることになっている。さらに19日の週と、7月最終の26日の週に67箱分が届く見込みとなったが、それでも国に申請した237箱の3割にしかならないという。

 8月以降のワクチンの配分量については、国が人口に応じて割り当てるとして市町村ごとの「基本配分計画」を示している。これによると、8月第1週と第2週のクール、第3週と第4週のクールに、県内市町村に計65箱ずつ配分するとしている。ただし、6週間分の接種回数を超える在庫がある市町村については、配分予定から1割削減されることになっているため、保証されていない。

 県はこの在庫の計算方法などに不明な点があるとし、今後の見通しがつきにくいとしている。