災害に備え車中泊体験 避難所での感染症避ける
災害時に避難所での感染症を避けるため、車中泊を体験する「防災VAN泊in上富田」が22、23日、和歌山県上富田町朝来の上富田スポーツセンターであった。参加者は車に1泊して、安全、快適に過ごすための方法を学んだ。
新型コロナウイルスの感染拡大で、避難所での「3密」を避けるため、車中泊が注目されている。防災の啓発活動をする「出張!ふれあいルーム」(幾島浩恵代表)が、事前に体験してもらおうと企画。17人が参加した。
訓練は飛沫(ひまつ)感染だけでなく、皮膚からも感染するウイルスがまん延している中、夜に記録的な大型台風が襲来したと想定。参加者は自宅が浸水、土砂災害の危険があるが、感染症の影響で避難所には行きたくないため、車中泊を選択した―と設定した。
22日夕、参加者はそれぞれ与えられたスペースで、固形燃料やアルコールランプを使って料理をしたり、車中泊の準備をしたりした。夜には通信アプリ「LINE(ライン)」で災害発生時に各自が持つ情報を共有して全体像を把握し、指示書を作ってさまざまな被害に対処するゲーム「ダイレクトロード」を体験した。
妻(50)と参加した白浜町の原田晃さん(57)は「自宅が海から近く、災害への備えが必要。どんなものを準備すればいいのか知るために参加した。今回の経験を今後に生かしたい」と話した。
防災士の幾島代表は「参加者は防災への意識が高いと感じた。近年、水害が増えているが、住む場所によって避難の方法が違う。それぞれが最善の方法を見つけてほしい」と話している。
新型コロナウイルスの感染拡大で、避難所での「3密」を避けるため、車中泊が注目されている。防災の啓発活動をする「出張!ふれあいルーム」(幾島浩恵代表)が、事前に体験してもらおうと企画。17人が参加した。
訓練は飛沫(ひまつ)感染だけでなく、皮膚からも感染するウイルスがまん延している中、夜に記録的な大型台風が襲来したと想定。参加者は自宅が浸水、土砂災害の危険があるが、感染症の影響で避難所には行きたくないため、車中泊を選択した―と設定した。
22日夕、参加者はそれぞれ与えられたスペースで、固形燃料やアルコールランプを使って料理をしたり、車中泊の準備をしたりした。夜には通信アプリ「LINE(ライン)」で災害発生時に各自が持つ情報を共有して全体像を把握し、指示書を作ってさまざまな被害に対処するゲーム「ダイレクトロード」を体験した。
妻(50)と参加した白浜町の原田晃さん(57)は「自宅が海から近く、災害への備えが必要。どんなものを準備すればいいのか知るために参加した。今回の経験を今後に生かしたい」と話した。
防災士の幾島代表は「参加者は防災への意識が高いと感じた。近年、水害が増えているが、住む場所によって避難の方法が違う。それぞれが最善の方法を見つけてほしい」と話している。