御燈祭りに向け石段点検 神倉神社、コロナ禍で「上り子」なし
世界遺産に登録されている和歌山県新宮市の熊野速玉大社の摂社・神倉神社で2月6日に営まれる「御燈(おとう)祭り」に向け、関係者が18日、険しい石段の状態を点検した。今年はコロナ禍の影響で「上り子」は参加できず、神社関係者のみで神事を執行する。
国の重要無形民俗文化財。例年は約2千人の白装束の男たちが神倉山に集まり、燃え盛るたいまつを持って駆け下るが、今年は「3密状態は避けられない」として、報道関係者や一般撮影者の入山も禁止。関係者約20人のみが参加し、ゴトビキ岩のそばでおこした御神火を1本の大たいまつにともして下る。
この日は神倉神社奉賛会と速玉大社、神倉青年団から関係者6人が参加し、538段あるという石段を上りながら、ぐらついた石がないかを丁寧に調べた。
奉賛会の猪飼三雄会長(78)は「さみしいが、今年は上り子の参加を中止せざるを得ない。来年はコロナ禍が収束し、例年通り営むことができれば」と話していた。
国の重要無形民俗文化財。例年は約2千人の白装束の男たちが神倉山に集まり、燃え盛るたいまつを持って駆け下るが、今年は「3密状態は避けられない」として、報道関係者や一般撮影者の入山も禁止。関係者約20人のみが参加し、ゴトビキ岩のそばでおこした御神火を1本の大たいまつにともして下る。
この日は神倉神社奉賛会と速玉大社、神倉青年団から関係者6人が参加し、538段あるという石段を上りながら、ぐらついた石がないかを丁寧に調べた。
奉賛会の猪飼三雄会長(78)は「さみしいが、今年は上り子の参加を中止せざるを得ない。来年はコロナ禍が収束し、例年通り営むことができれば」と話していた。