和歌山県南紀のニュース/AGARA 紀伊民報

2024年11月15日(金)

年末年始の特急利用67%減 JR紀勢線

 JR西日本和歌山支社は6日、年末年始(12月25日~1月5日)の12日間に和歌山県を通る紀勢線を運行した特急列車の利用状況を発表した。新型コロナウイルス感染拡大の影響で、利用客は前年比33%の2万6196人だった。

 紀勢線のうち、和歌山―箕島駅間での利用状況を調べた。年末(12月25~31日)の新宮方面行きは前年比38%、新大阪方面行きは41%。年始(1月1~5日)の新宮方面が26%、新大阪方面が29%。

 新宮方面行きの利用のピークは、12月31日で1603人。最も利用が多かったのは同日の新大阪午後0時15分発新宮行き「くろしお11号」で乗車率46%(250人乗車)。

 新大阪方面行きの利用のピークは1月3日で2041人。最多は同日の新宮午後0時50分発新大阪行き「くろしお24号」で乗車率80%(272人乗車)。

 年末年始の白浜―串本間の利用は前年比31%だった。

 同支社は「新型コロナウイルス感染拡大の影響で、和歌山だけでなく、JR西日本エリアの新幹線や他の在来線もおおむね前年比30%程度の利用となった」と話した。