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果皮粉末を食べやすく 北山村特産のかんきつジャバラ

ジャバラの果皮粉末を多くの人に食べてもらいたいと、じゃばらいず北山が開発した新商品「じゃばらっ粉」
ジャバラの果皮粉末を多くの人に食べてもらいたいと、じゃばらいず北山が開発した新商品「じゃばらっ粉」
 特産かんきつ「ジャバラ」で知られる和歌山県北山村からジャバラ事業を引き継いだ村出資の株式会社「じゃばらいず北山」が、果皮粉末を食べやすくした新商品「じゃばらっ粉(こ)」を開発した。来月下旬に発売予定で、果皮には花粉症の抑制に効果があるとされる成分「ナリルチン」が果汁よりも豊富に含まれており、同社は「主力商品に」と期待している。

 同社では同じく果皮粉末の商品「じゃばらパウダー」(100グラム、税別2千円)を以前から販売。人気商品だが、苦くて粉っぽいため「食べづらい」といった声も多かった。このため、甘味料を加え、顆粒(かりゅう)状にして食べやすくした新商品を開発。1日の摂取目安量(約2グラム)には、ジャバラ果汁10ミリリットルに含まれるナリルチン量の約8倍が含まれているという。

 価格は1缶40グラムで、税別1500円。来年1月26日から発売する予定で、来年1月25日までに予約した人には特典として2割引きで提供する。

 同社は「子どもも食べられるおいしい果皮粉末の商品として、自信を持って世に出したい。果汁についてはいろんな商品をつくって幅広く活用できているが、果皮はこれから伸びる可能性がある」と意気込んでいる。

 また、同社では人気商品の「じゃばらウオーター」(510ミリリットル)をリニューアル。まろやかな甘みで後味がすっきりするように味を調整したという。

 価格はインターネット販売の場合、24本入りのケース売りのみで4800円(税別)。村内では1本180円(同)で販売している。

 問い合わせは、じゃばらいず北山(0735・49・2380)へ。

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