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花粉症緩和で注目 北山村でジャバラの収穫始まる

収穫が始まった村営農園のジャバラ(6日、和歌山県北山村で)
収穫が始まった村営農園のジャバラ(6日、和歌山県北山村で)
 特産かんきつ「ジャバラ」の栽培で知られる和歌山県北山村で6日、村営のジャバラ事業を引き継いだ村出資の株式会社「じゃばらいず北山」が管理する農園で今年の収穫が始まった=写真。「夏の日照りにも負けず、良い果実に育ってくれた」と担当者。収穫は12月半ばまで続く見通し。

 ジャバラは村に自生していたかんきつ。村おこしとして栽培を始め、近年は花粉症などの緩和に効果があるとして注目が高まっている。

 村では、じゃばらいず北山と村じゃばら生産協同組合(農家29戸)が計約8ヘクタールで約5千本のジャバラを栽培。この日はじゃばらいず北山の農園で午前7時半ごろから、作業員5人がテニスボールほどの大きさになり、黄色く色づき始めた緑色の果実を一つずつ丁寧に収穫した。

 収穫量は村全体で例年並みの約110トンを見込んでおり、ほとんどが果汁やジュースなどの加工品になるという。

 この日は同村下尾井にある邪払神社に関係者約50人が集まり、豊作を願う「じゃばら収穫祈願祭」が営まれた。

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