和歌山県南紀のニュース/AGARA 紀伊民報

神倉神社石段沿いにヤマジノホトトギス

神倉神社の石段沿いで白い花を咲かせているヤマジノホトトギス(和歌山県新宮市で)
神倉神社の石段沿いで白い花を咲かせているヤマジノホトトギス(和歌山県新宮市で)
 世界遺産に登録されている和歌山県新宮市の熊野速玉大社の摂社・神倉神社の石段沿いで、ヤマジノホトトギスが紫の斑点が入った白い花を咲かせ始めた。

 山地に生えるユリ科の多年草で、北海道南西部から九州に分布。茎は高さ30~60センチになり、花は直径3センチほどの大きさ。ホトトギスは花被片の斑点を鳥のホトトギスの胸にある斑点になぞらえたもので、「山路」でよく出合う植物であることが名前の由来といわれている。

 神社の境内では、538段あるという急峻(きゅうしゅん)な石段を上る参拝者を励ますように咲いており、10月初旬には盛りを迎えそうだ。

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