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数十年に1度の開花 白浜でアオノリュウゼツラン

花を咲かせ始めたアオノリュウゼツラン。円内は花の部分(和歌山県白浜町で)
花を咲かせ始めたアオノリュウゼツラン。円内は花の部分(和歌山県白浜町で)
 京都大学白浜水族館(和歌山県白浜町臨海)の敷地で、アオノリュウゼツラン(リュウゼツラン科)が花を咲かせ始めた。数十年に1度しか咲かないと言われている。まだつぼみもあり、管理する水族館では「8月上旬まで楽しめるのではないか」と話している。

 水族館のスタッフが、6月中旬に花茎が2メートルほど伸びているのに気付いた。現在は約7メートルにまで成長している。開花は7月19日に確認したという。花は黄色で、つぼみは緑色。

 1度開花した株は枯死する。敷地内には15株ほどあり、周辺では2013年、14年にも別の株で開花していた。いつ、誰が植えたかという正確な記録がないという。

 水族館スタッフの加藤哲哉さん(48)は「開花は珍しい機会なので、見に来てもらえれば」と話している。

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