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熊楠の世界観感じて 〝マッチ箱入り〟まんじゅう発売

「菓匠二宮」が南方熊楠にちなんで作った新商品のまんじゅう
「菓匠二宮」が南方熊楠にちなんで作った新商品のまんじゅう
 和歌山県田辺市下屋敷町の和菓子店「菓匠二宮」は、同市で後半生を過ごした世界的博物学者・南方熊楠(1867~1941)にちなんだ新商品「南方熊楠っまんじゅう」を開発した。

 甘党の熊楠が大好物だったという、あんパンのような見た目と食感が特徴。精緻なイラストが目を引くパッケージは、デザイナーの大神慶子さん(山口県)が担当した。熊楠が標本を収めていたマッチ箱を模しており、全部で8種類。それぞれの箱に熊楠にまつわるエピソードがつづられている。

 まんじゅうの焼き印は6種類で、熊楠が発見した粘菌「ミナカテルラ・ロンギフィラ」が出れば当たりという遊び心も加えている。二宮茂樹社長は「ポップなデザインと菓子の味わいを楽しみながら、熊楠の世界観に親しんでほしい」と話している。

 1箱8個入りで2160円(税込み)。7月2日から販売する。問い合わせは菓匠二宮(0739・22・1001)へ。

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