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マキバブラシノキが一斉開花 串本の京大大島実験所

例年になく一斉に花を咲かせたマキバブラシノキ(和歌山県串本町須江で)
例年になく一斉に花を咲かせたマキバブラシノキ(和歌山県串本町須江で)
 和歌山県串本町須江の京都大学フィールド科学教育研究センター紀伊大島実験所で、マキバブラシノキ(フトモモ科)が一斉に赤い花を咲かせている。梅本信也所長(60)は「例年は下から咲き始めるが、一斉に咲いたのは今年初めて。珍しい」と話している。

 マキバブラシノキは、オーストラリア原産で観賞用として明治中期に渡来したという。無数に伸びる赤い雄しべが、瓶を洗うブラシのように見え、緑色で堅い葉がマキの葉に似ていることが名前の由来になっている。

 同実験所には1965年ごろに挿し木で植えられ、現在は高さ5~6メートルの木が長さ約30メートルの生け垣になっている。
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