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紀州てまりで妖怪「アマビエ」 沈静願い趣味の会

紀州てまり趣味の会が新型コロナウイルス沈静を願って作った妖怪「アマビエ」の紀州てまり
紀州てまり趣味の会が新型コロナウイルス沈静を願って作った妖怪「アマビエ」の紀州てまり
 和歌山県田辺市上屋敷1丁目、中部公民館のサークル「紀州てまり趣味の会」(竹内マツ子会長)は、新型コロナウイルスの沈静を願い、疫病退散の力を持つとの伝説がある妖怪「アマビエ」をデザインした紀州てまり作りに取り組んでいる。

 アマビエは、肥後国(現在の熊本県)に江戸時代から伝わる妖怪。その姿を描き写すことで、疫病の流行を防ぐ御利益があるとされている。その姿は、髪が長く、くちばしがあり、体にうろこがある。

 紀州てまり趣味の会は3月から会場を使用できず、活動を自粛している。そんな折、会の本部「日本てまりの会」(東京)からアマビエの紹介を受けた竹内会長(76)は、さっそくアマビエの紀州てまりの見本を作り、会員(40人)が4月末から自宅で約3センチ大のてまりを作り始めた。約60個完成した。1個は各自自宅に飾り、2個目からは知り合いに譲っているという。

 竹内会長は「妖怪なのであまりかわいくならないように心掛けた。みんな新型コロナウイルスに打ち勝ちたい、守ってくださいという願いを込めて作っている」と話している。

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