金剛力士像が完成 過去最高額のスギ使用、和歌山県田辺市龍神村の城所さん
和歌山県田辺市龍神村在住のチェーンソーアーティスト城所ケイジさん(58)=柳瀬=が、地元産として過去最高額の1本約700万円で競り落とされたスギを使って2体の金剛力士像を完成させた。迫力ある像に仕上げた城所さんは「木材から生まれるアートとして魅力を伝えられれば」と話している。
このスギは地元産の原木としておよそ30年前、龍神村で開かれた木材市で、市の目玉として出品されたもの。旧田辺市の製材所が競り落とした。木材市以降は、どこで誰が所有していたか詳しく分かっていなかったが、このほど原木を入手した県内の事業家が、地元にゆかりのある城所さんにチェーンソーによる彫刻を依頼した。
城所さんの元に運ばれた原木の長さは2・1メートルで、直径1メートル弱だった。断面は、年輪が細かくそろっており、色も均一で品質も最高級だった。
完成した金剛力士像は2体ともに高さ1・2メートルで、高さ約80センチの台座の上に立っている。城所さんは全国各地にある有名な金剛力士像の写真を参考にしながら自分の理想のイメージを膨らませ、3~4月に延べ約20日間かけて仕上げた。
たくましい筋肉や迫力のある表情など金剛力士の特徴をチェーンソーアート元世界チャンピオンの技術で細部まで表現している。これまで金剛力士像を数回手がけてきたが、彫刻する題材として難易度が高かったという。
城所さんは「これまでの経験や資料を参考にしながら、理想の像を思い描いたが、満足いく仕上がりになった」と話している。
このスギは地元産の原木としておよそ30年前、龍神村で開かれた木材市で、市の目玉として出品されたもの。旧田辺市の製材所が競り落とした。木材市以降は、どこで誰が所有していたか詳しく分かっていなかったが、このほど原木を入手した県内の事業家が、地元にゆかりのある城所さんにチェーンソーによる彫刻を依頼した。
城所さんの元に運ばれた原木の長さは2・1メートルで、直径1メートル弱だった。断面は、年輪が細かくそろっており、色も均一で品質も最高級だった。
完成した金剛力士像は2体ともに高さ1・2メートルで、高さ約80センチの台座の上に立っている。城所さんは全国各地にある有名な金剛力士像の写真を参考にしながら自分の理想のイメージを膨らませ、3~4月に延べ約20日間かけて仕上げた。
たくましい筋肉や迫力のある表情など金剛力士の特徴をチェーンソーアート元世界チャンピオンの技術で細部まで表現している。これまで金剛力士像を数回手がけてきたが、彫刻する題材として難易度が高かったという。
城所さんは「これまでの経験や資料を参考にしながら、理想の像を思い描いたが、満足いく仕上がりになった」と話している。