春を迎えて動き活発 新種のアカツキミミズハゼ
春を迎えた和歌山県紀南地方の海岸では、2019年に新種として発表されたアカツキミミズハゼが活発に動きだしている。この季節は昼間に潮がよく引くため、人目に付きやすい。
アカツキミミズハゼは、05年に串本町で発見され、県立自然博物館(海南市)の学芸員らによって新種として学術誌に発表された。学名の「Luciogobius yubai」は発見者の一人である南紀生物同好会会員の弓場武夫さん(59)=白浜町=にちなんでいる。
白浜町やすさみ町、串本町などの吉野熊野国立公園内でも確認されている。体長2・5~5・5センチほど。山からの淡水が染み出す、海岸の石の下などに生息し、ヨコエビやヒラムシ、カニなどを食べているという。体色は赤褐色やだいだい色で和名の由来となっている。頭部にひげのように見えるしわがあるのが特徴。
弓場さんは「このハゼが生息しているということは、地形が複雑で豊かな自然が残っている証拠」と話している。
アカツキミミズハゼは、05年に串本町で発見され、県立自然博物館(海南市)の学芸員らによって新種として学術誌に発表された。学名の「Luciogobius yubai」は発見者の一人である南紀生物同好会会員の弓場武夫さん(59)=白浜町=にちなんでいる。
白浜町やすさみ町、串本町などの吉野熊野国立公園内でも確認されている。体長2・5~5・5センチほど。山からの淡水が染み出す、海岸の石の下などに生息し、ヨコエビやヒラムシ、カニなどを食べているという。体色は赤褐色やだいだい色で和名の由来となっている。頭部にひげのように見えるしわがあるのが特徴。
弓場さんは「このハゼが生息しているということは、地形が複雑で豊かな自然が残っている証拠」と話している。