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矢本氏が出馬表明 6月の古座川町長選

町長選への出馬を表明する矢本和久氏(15日、和歌山県古座川町高池で)
町長選への出馬を表明する矢本和久氏(15日、和歌山県古座川町高池で)
 任期満了(6月14日)に伴う和歌山県の古座川町長選(6月2日告示、7日投開票)に向け、同町の元町議、矢本和久氏(60)=古座川町池野山=が15日、無所属で立候補すると表明した。町長選には現職の西前啓市氏(71)=自民推薦、無所属=と元町議の橋本尚視氏(68)=無所属=が既に立候補を表明している。

 矢本氏は同町高池にある後援会事務所前の駐車場で記者会見を開き「夢を語れる首長が必要だと思った」と議員有志の要望を受け、昨年9月に出馬を決意したと述べ「すべては未来のために」をキャッチフレーズに全力を尽くすと決意を述べた。 

 公約として、シルバー人材センターを活用した買い物難民ゼロ▽稲作を中心とした耕作放棄地ゼロ▽宅地、公園、避難所として活用する高台整備▽富裕層対象の宿泊・飲食施設誘致―などを挙げ「人生100年を見据えた取り組みを進めたい」と話した。

 会見に同席した後援会の山﨑誠造会長(62)は、矢本氏の人脈の広さをアピールし「町長をやらせたい人」、杉尾一摩幹事長(62)は「これまでに培った政治力を生かして羽ばたいていってもらいたい」とエールを送った。

 矢本氏は串本高校(現串本古座高校)を卒業後、会社員を経て、2004年に町議に初当選。議長、議会運営委員長などを歴任し、4期目途中の今月、町長選出馬のため辞職した。


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