24年産は前年比66% 温州ミカン市場販売、JA紀南、和歌山
和歌山県のJA紀南は11日、田辺市秋津町の中央営農経済センターで市場関係者を招いたミカンの販売反省会を開き、2024年産の温州ミカンの販売状況を報告した。それによると、市場販売量は3340トン(前年比66%)と少なかったが、1キロ当たりの単価は370円(125%)と高かった。
内訳は、極早生が1740トン(71%)で327円(120%)、早生が1577トン(62%)で417円(130%)など。裏年に当たり不作で、会議資料に示されている19年産以降のデータでは、いずれも量は最も少なく、単価は最も高かった。
意見交換で、市場側からは「夏の高温、日焼けがこれからどう影響してくるか心配。できるだけ対策していただき、出荷してほしい」「温暖化で作りにくくなっているのは分かるが、売り場を取っていきたいので、生産量を維持してほしい」などと要望があった。
今後の価格の見通しについては、出荷数量が減り、コストも上がっている状況の中で、高単価が続いていくのではないかといい「いかに良いもの、納得していただける商品を作るかが肝になる」との声もあった。
JAは、消費宣伝活動で、特産物PR大使と試食販売を展開し、試食してもらうことで味を評価してもらえたとし、今後も活動を進める方針を示した。
内訳は、極早生が1740トン(71%)で327円(120%)、早生が1577トン(62%)で417円(130%)など。裏年に当たり不作で、会議資料に示されている19年産以降のデータでは、いずれも量は最も少なく、単価は最も高かった。
意見交換で、市場側からは「夏の高温、日焼けがこれからどう影響してくるか心配。できるだけ対策していただき、出荷してほしい」「温暖化で作りにくくなっているのは分かるが、売り場を取っていきたいので、生産量を維持してほしい」などと要望があった。
今後の価格の見通しについては、出荷数量が減り、コストも上がっている状況の中で、高単価が続いていくのではないかといい「いかに良いもの、納得していただける商品を作るかが肝になる」との声もあった。
JAは、消費宣伝活動で、特産物PR大使と試食販売を展開し、試食してもらうことで味を評価してもらえたとし、今後も活動を進める方針を示した。