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「万博来たら和歌山にも」 JR西と県、観光キャンペーン

JR西日本の観光特急列車「銀河」(和歌山県串本町田原で)
JR西日本の観光特急列車「銀河」(和歌山県串本町田原で)
 JR西日本グループと県は、大阪・関西万博の期間中(4月13日~10月13日)、来場者に和歌山県内にも足を伸ばしてもらおうと、観光事業「プラスワントリップ和歌山キャンペーン」を実施する。万博来場と県内旅行がセットになった商品や県内周遊券などで誘客を図る。

 万博で県は、関西広域連合の「関西パビリオン」内に出展し、映像、食、舞台で和歌山の魅力を伝える。和歌山に関心を持った人らに、この観光事業を通じて、実際に来て「ファン」になってもらおうと、さまざまな企画をしている。

 JR西日本は、連続する3日間、京阪神と和歌山県内全域のJR線を利用できる「和歌山満喫わくわくパス2」(税込み8500円)を利用開始日の1カ月前からアプリで販売する。

 県内のほか私鉄やバスの乗車券や、白浜エネルギーランド入館券、白浜海中展望塔入場券、那智勝浦町の紀の松島めぐり乗船券、高野山デジタルミュージアム鑑賞券も付く。特急利用の場合は別に、特急料金が必要になる。

 同社グループの日本旅行は、首都圏や中国地方、九州の店舗で、万博1日券と大阪と和歌山県内でそれぞれ1泊できる万博専用の旅行商品を販売している。

 事業の詳細は、JR西日本のサイト「JRおでかけネット」内で案内している。

 同社和歌山営業部の西岡正博部長は26日、和歌山市で記者会見し「万博をきっかけに、国内外の多くの人に和歌山の魅力を知ってもらえると思う」と話した。

■「銀河」今年も紀南に

 JR西日本は26日、観光特急列車「WEST EXPRESS(ウエストエクスプレス)銀河」が8月25日~10月29日、紀南コースを運行すると発表した。5年連続となる。

 京都―新宮を18往復する。新大阪や大阪からも乗車できることから、同社は万博来場を機に、紀南にも足を運んでほしいとして、地元の人らと協力した「おもてなし」の企画や、万博関連の催しも検討している。

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