キャリア教育で文科相表彰 町と県立校がタッグ、和歌山・串本古座高地域協議会
和歌山県の串本町と古座川町が学校の魅力づくりを支援する串本古座高校地域協議会が、キャリア教育で文部科学大臣表彰を受けた。近くて遠かった地元行政と県立高のタッグ。このほど串本町役場で表彰状伝達式があり、会長の田嶋勝正町長は「8年の取り組み成果が評価されたのはうれしい。頑張る生徒のため、行政として協力していきたい」と喜んだ。
「第17回キャリア教育優良教育委員会、学校及びPTA団体等文科大臣表彰」は、キャリア教育の発展に尽力し、顕著な功績が認められた団体が対象。全国111団体が選ばれている。地域協議会のように学校以外の団体が選ばれるのは珍しいという。
協議会は2016年に設立した。串本町職員OB2人のコーディネーターを派遣して同校の地域活動を支援しているほか、生徒の学力向上や進学対策を支援する「くろしお塾」を運営している。
コーディネーターは地域探究やマリンスポーツ、ジオパーク学といった授業、地域貢献、地域課題への取り組みなどで、外部人材の発掘やマッチング業務に従事している。
くろしお塾は、受験対策や学び直しなど勉学を支援。生徒の希望する分野をテーマに大学教員や大学生らと座談会形式の講座、塾講師とともに社会経済学など専門書を読み込むゼミも開催している。
同校によると、塾での滞在時間が長いため、生徒は互いに影響を与え合い、進路を見いだしていく様子が見受けられるという。
伝達式では今月上旬に東京都であった表彰式に出席した副会長の中西浩子校長が、表彰状を田嶋町長に手渡し、評価されたポイントなどを報告した。
「第17回キャリア教育優良教育委員会、学校及びPTA団体等文科大臣表彰」は、キャリア教育の発展に尽力し、顕著な功績が認められた団体が対象。全国111団体が選ばれている。地域協議会のように学校以外の団体が選ばれるのは珍しいという。
協議会は2016年に設立した。串本町職員OB2人のコーディネーターを派遣して同校の地域活動を支援しているほか、生徒の学力向上や進学対策を支援する「くろしお塾」を運営している。
コーディネーターは地域探究やマリンスポーツ、ジオパーク学といった授業、地域貢献、地域課題への取り組みなどで、外部人材の発掘やマッチング業務に従事している。
くろしお塾は、受験対策や学び直しなど勉学を支援。生徒の希望する分野をテーマに大学教員や大学生らと座談会形式の講座、塾講師とともに社会経済学など専門書を読み込むゼミも開催している。
同校によると、塾での滞在時間が長いため、生徒は互いに影響を与え合い、進路を見いだしていく様子が見受けられるという。
伝達式では今月上旬に東京都であった表彰式に出席した副会長の中西浩子校長が、表彰状を田嶋町長に手渡し、評価されたポイントなどを報告した。