加藤シゲアキ、スランプ中の“書けない”劇作家役再挑戦 舞台『エドモン』再演【コメントあり】
3人組グループ・NEWSの加藤シゲアキが、舞台「エドモン~『シラノ・ド・ベルジュラック』を書いた男~」の主演を務めることが12日、発表された。2年ぶりの再演となり、スランプ中の“書けない”劇作家役に再び挑む。
【写真】続投も!個性はずらりな『エドモン』出演キャスト
同作は、映画監督としても活躍するフランスの若手劇作家・演出家アレクシス・ミシャリク氏によって、2016年にパリで初演。以降、上演回数700回を超えるロングランを記録し、2017年のフランス演劇界最高の栄誉と言われるモリエール賞では7部門にノミネート、作品賞、脚本家賞、演出家賞など5冠に輝いた。
舞台は、1897年のパリ。もうすぐ 30歳になる劇作家エドモン・ロスタンはスランプに陥っている。家には、妻と2人の子どもを抱えながら、2年間も全く書けていない。必死になって、彼は偉大な喜劇王コクランに、新作劇・しかも英雄的なコメディー詩劇を書くことを約束してしまう。しかし、まったく書けない。大女優の気まぐれ、スポンサーの要求、妻の嫉妬、親友の恋愛、彼の周りのすべてを巻き込んで、エドモンは一世一代の新作劇に取り組むが、決まっているのは、鼻の大きい詩人のコメディーということと、タイトル『シラノ・ド・ベルジュラック』だけ。演出は、初演に続き、マキノノゾミ氏が担当する。
また、新たなキャストも発表。有名喜劇俳優・コクラン役を『劇映画 孤独のグルメ』などさまざまな映像作品で確かな存在感を発揮し続けている村田雄浩、衣裳係ジャンヌ役をドラマ『ブラッシュアップライフ』やNHK大河ドラマ『光る君へ』に出演する新星の瀧七海、コクランの息子・ジャン役をシリアスからコメディーまで幅広い作品に出演する阿岐之将一、カフェの店主のムッシュ・オノレ役をNHK連続テレビ小説『カムカムエヴリバディ』や舞台『千と千尋の神隠し』にも出演する堀部圭亮が演じる。
エドモンの友人で俳優のレオ役を細田善彦、舞台監督のリュシアン役を福田転球、兄弟でプロデューサーを務めるアンジュ役を三上市朗、マルセル役を土屋佑壱、大御所女優サラ・ベルナール役を枝元萌、エドモンの妻・ローズ役を佐藤みゆき、訳アリわがまま大女優のマリア・ルゴー役を安蘭けいが初演から続投する。個性豊かな実力派キャスト総勢12人が、約50もの役を演じ分ける。
同公演は、4月7日から30日までは東京・PARCO劇場、5月9日、10日は大阪・東大阪市文化創造館Dream House大ホール、5月17日、18日は福岡市民ホール 大ホール、5月24日は愛知・豊田市民文化会館 大ホールで上演する。
【コメント】
■マキノノゾミ氏(演出)
新作劇の初日を開けるまでのムチャぶりの連鎖!迷走につぐ迷走!劇作家の受難につぐ受難ぶり!これはもう同業者として同情を禁じ得ないどころの話ではありません!いやもう実にリアル!実に滑稽!(だって現実の自分自身も、今まさにその状態の渦中ですから!)というわけで、日本広しといえども、このフランス発の傑作コメディーを、強烈な思い入れと、熱烈なシンパシーをもって演出できるのは、もはや「このわたししかいない!」と思い上がって、初演の幕を上げてから2年!何と!大好評につき再演の運びとなりました!
この2年の間に、わたしは何本かの新作戯曲を書き、加藤シゲアキくんもまた新作のベストセラー小説を書き下し出版いたしました!つまりまあ、ありていに申せば、わたしと加藤くんは、よりいっそうエドモン・ロスタンの「境地」に近づいているわけであります! この再演が「面白くないわけがない!」という、いちばんの根拠がそれです!相変わらず意味なく「!」の多い文章ですが、そういうわけですので、面白くなるに決まってます!ええ、ますます!!どうぞ、ご期待ください!!!
■加藤シゲアキ(NEWS)
「『エドモン』を再演したい!」とスタッフから聞いたのは2023年、初演の東京千秋楽でした。まだ地方公演が残っているにもかかわらずそれほど手応えを感じてもらえたのは素直にうれしかったです。がしかし、「この忙しない舞台をまたしても!?」と思ったのも事実であります。
まるで運動会のように走り回るこの舞台を、自分が本当にまたできるのかという不安は正直に言ってありました。がしかし、運動会だからこその興奮、感動、達成感は確かにあり、それは観客の皆さまにも伝わっていたと自負しています。
作品が書けず追い詰められていくエドモンには、私としてはやはり共感しかありませんし、だからこそ『シラノ・ド・ベルジュラック』という傑作が生み出されたのだと思えば、この再演をやらない理由もなく、私は再び走り回る準備を始めています。
前回来てくださった方々も、前回見逃してしまった方々も、興味を持たれたならばどうぞいらっしゃってください。そして一緒に歓喜しませんか。
【全身ショット】かっこいい!えんじ色のスーツでビシッと登場した加藤シゲアキ
【写真】加藤シゲアキ結婚!“粋な写真”で祝福したNEWS増田貴久
【画像】加藤シゲアキ『なれのはて』作品イメージ
【写真】新作小説『なれのはて』を発売する加藤シゲアキ(NEWS)
【写真】『吉川英治文学新人賞』を受賞した加藤シゲアキ
【写真】続投も!個性はずらりな『エドモン』出演キャスト
同作は、映画監督としても活躍するフランスの若手劇作家・演出家アレクシス・ミシャリク氏によって、2016年にパリで初演。以降、上演回数700回を超えるロングランを記録し、2017年のフランス演劇界最高の栄誉と言われるモリエール賞では7部門にノミネート、作品賞、脚本家賞、演出家賞など5冠に輝いた。
舞台は、1897年のパリ。もうすぐ 30歳になる劇作家エドモン・ロスタンはスランプに陥っている。家には、妻と2人の子どもを抱えながら、2年間も全く書けていない。必死になって、彼は偉大な喜劇王コクランに、新作劇・しかも英雄的なコメディー詩劇を書くことを約束してしまう。しかし、まったく書けない。大女優の気まぐれ、スポンサーの要求、妻の嫉妬、親友の恋愛、彼の周りのすべてを巻き込んで、エドモンは一世一代の新作劇に取り組むが、決まっているのは、鼻の大きい詩人のコメディーということと、タイトル『シラノ・ド・ベルジュラック』だけ。演出は、初演に続き、マキノノゾミ氏が担当する。
また、新たなキャストも発表。有名喜劇俳優・コクラン役を『劇映画 孤独のグルメ』などさまざまな映像作品で確かな存在感を発揮し続けている村田雄浩、衣裳係ジャンヌ役をドラマ『ブラッシュアップライフ』やNHK大河ドラマ『光る君へ』に出演する新星の瀧七海、コクランの息子・ジャン役をシリアスからコメディーまで幅広い作品に出演する阿岐之将一、カフェの店主のムッシュ・オノレ役をNHK連続テレビ小説『カムカムエヴリバディ』や舞台『千と千尋の神隠し』にも出演する堀部圭亮が演じる。
エドモンの友人で俳優のレオ役を細田善彦、舞台監督のリュシアン役を福田転球、兄弟でプロデューサーを務めるアンジュ役を三上市朗、マルセル役を土屋佑壱、大御所女優サラ・ベルナール役を枝元萌、エドモンの妻・ローズ役を佐藤みゆき、訳アリわがまま大女優のマリア・ルゴー役を安蘭けいが初演から続投する。個性豊かな実力派キャスト総勢12人が、約50もの役を演じ分ける。
同公演は、4月7日から30日までは東京・PARCO劇場、5月9日、10日は大阪・東大阪市文化創造館Dream House大ホール、5月17日、18日は福岡市民ホール 大ホール、5月24日は愛知・豊田市民文化会館 大ホールで上演する。
【コメント】
■マキノノゾミ氏(演出)
新作劇の初日を開けるまでのムチャぶりの連鎖!迷走につぐ迷走!劇作家の受難につぐ受難ぶり!これはもう同業者として同情を禁じ得ないどころの話ではありません!いやもう実にリアル!実に滑稽!(だって現実の自分自身も、今まさにその状態の渦中ですから!)というわけで、日本広しといえども、このフランス発の傑作コメディーを、強烈な思い入れと、熱烈なシンパシーをもって演出できるのは、もはや「このわたししかいない!」と思い上がって、初演の幕を上げてから2年!何と!大好評につき再演の運びとなりました!
この2年の間に、わたしは何本かの新作戯曲を書き、加藤シゲアキくんもまた新作のベストセラー小説を書き下し出版いたしました!つまりまあ、ありていに申せば、わたしと加藤くんは、よりいっそうエドモン・ロスタンの「境地」に近づいているわけであります! この再演が「面白くないわけがない!」という、いちばんの根拠がそれです!相変わらず意味なく「!」の多い文章ですが、そういうわけですので、面白くなるに決まってます!ええ、ますます!!どうぞ、ご期待ください!!!
■加藤シゲアキ(NEWS)
「『エドモン』を再演したい!」とスタッフから聞いたのは2023年、初演の東京千秋楽でした。まだ地方公演が残っているにもかかわらずそれほど手応えを感じてもらえたのは素直にうれしかったです。がしかし、「この忙しない舞台をまたしても!?」と思ったのも事実であります。
まるで運動会のように走り回るこの舞台を、自分が本当にまたできるのかという不安は正直に言ってありました。がしかし、運動会だからこその興奮、感動、達成感は確かにあり、それは観客の皆さまにも伝わっていたと自負しています。
作品が書けず追い詰められていくエドモンには、私としてはやはり共感しかありませんし、だからこそ『シラノ・ド・ベルジュラック』という傑作が生み出されたのだと思えば、この再演をやらない理由もなく、私は再び走り回る準備を始めています。
前回来てくださった方々も、前回見逃してしまった方々も、興味を持たれたならばどうぞいらっしゃってください。そして一緒に歓喜しませんか。
【全身ショット】かっこいい!えんじ色のスーツでビシッと登場した加藤シゲアキ
【写真】加藤シゲアキ結婚!“粋な写真”で祝福したNEWS増田貴久
【画像】加藤シゲアキ『なれのはて』作品イメージ
【写真】新作小説『なれのはて』を発売する加藤シゲアキ(NEWS)
【写真】『吉川英治文学新人賞』を受賞した加藤シゲアキ