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天神崎に座れる石

天神崎の自然を大切にする会が設置した、座って景色も楽しむことができる石(和歌山県田辺市天神崎で)
天神崎の自然を大切にする会が設置した、座って景色も楽しむことができる石(和歌山県田辺市天神崎で)
 田辺市の公益財団法人「天神崎の自然を大切にする会」は、天神崎の海岸近くにある同会の土地に、座って椅子として利用できる石を設置した。

 丸山灯台近くの駐車場から東に100メートルほどの所。環境省の許可を得て、腰掛けるのに程よい大きさの石九つを、市内の造園業者に依頼して設置した。田辺第三小学校の児童が募金活動で集めた約18万円を活用した。

 天神崎は博物学者、南方熊楠(1867~1941)ゆかりの地で、「名勝・南方曼陀羅(まんだら)の風景地」でもある。石は、熊楠が描いた「南方マンダラ」と呼ばれる図にある点をイメージして並べているという。

 同会は「腰掛けて丸山や風景を眺めたり、写真を撮ったりして楽しんでもらえたら」と話している。

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