「歓喜の歌」再び響く 160人の市民合唱団、「第九」コンサート、和歌山県田辺市
「第九」の愛称で知られるベートーベンの交響曲第9番を演奏する市民合唱団「紀南フロイデ」の結成記念コンサートが14日、和歌山県田辺市新屋敷町の紀南文化会館であった。中学生から80代までのメンバー約160人による「歓喜の歌」が再び会場に響き渡った。
紀南フロイデ実行委員会主催、紀伊民報や市教育委員会など後援。
田辺で34回続き、師走恒例だった田辺第九演奏会が2019年に幕を閉じた。市民からの「また歌いたい」「聴きたい」といった声を受け、今年4月に伝統を受け継いだ紀南フロイデ合唱団が発足、開催に至った。
メンバーは公募で集まり、第九演奏会の経験者は約半数で、合唱の初心者も多くいた。4~9月は月に2回、10月以降は毎週集まり、計22回練習を重ねてきた。
第4楽章「歓喜の歌」では、和歌山フィルハーモニー管弦楽団ミュージックアドバイザーの矢澤定明さん指揮の下、合唱団と衣笠、上富田、東陽、田辺中学校、田辺高校の合唱部も加わり、迫力の歌声で観客を魅了した。演奏が終わると観客から「ブラボー」という声が上がり、合唱団が退場するまで拍手が鳴りやまなかった。
このほか、前半の部では紀南フロイデ合唱団による「花は咲く」や「大地讃頌」、中学生の合唱曲も披露された。
歌唱指導者の一人で地元の声楽家、前田佳世さん(51)は「多くの方々にご協力を頂き、演奏会を開催することができた。これからも田辺の地で、合唱文化が広がるとうれしい」と話した。
友人と一緒に参加し、アルトを担当した田辺市新万の松本美和子さん(61)は「指導の先生が練習の時から、和やかな雰囲気をつくってくれたおかげで、本番も楽しく演奏できた。緊張はしたけど、幸せな時間を過ごせた」と喜んでいた。
紀南フロイデ実行委員会主催、紀伊民報や市教育委員会など後援。
田辺で34回続き、師走恒例だった田辺第九演奏会が2019年に幕を閉じた。市民からの「また歌いたい」「聴きたい」といった声を受け、今年4月に伝統を受け継いだ紀南フロイデ合唱団が発足、開催に至った。
メンバーは公募で集まり、第九演奏会の経験者は約半数で、合唱の初心者も多くいた。4~9月は月に2回、10月以降は毎週集まり、計22回練習を重ねてきた。
第4楽章「歓喜の歌」では、和歌山フィルハーモニー管弦楽団ミュージックアドバイザーの矢澤定明さん指揮の下、合唱団と衣笠、上富田、東陽、田辺中学校、田辺高校の合唱部も加わり、迫力の歌声で観客を魅了した。演奏が終わると観客から「ブラボー」という声が上がり、合唱団が退場するまで拍手が鳴りやまなかった。
このほか、前半の部では紀南フロイデ合唱団による「花は咲く」や「大地讃頌」、中学生の合唱曲も披露された。
歌唱指導者の一人で地元の声楽家、前田佳世さん(51)は「多くの方々にご協力を頂き、演奏会を開催することができた。これからも田辺の地で、合唱文化が広がるとうれしい」と話した。
友人と一緒に参加し、アルトを担当した田辺市新万の松本美和子さん(61)は「指導の先生が練習の時から、和やかな雰囲気をつくってくれたおかげで、本番も楽しく演奏できた。緊張はしたけど、幸せな時間を過ごせた」と喜んでいた。