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フォーリーブス・江木俊夫、ジャニー喜多川氏は「本能的な、男の子を見る目が普通の人と違う」

NHKスペシャル『ジャニー喜多川“アイドル帝国”の実像』20日放送(C)NHK
NHKスペシャル『ジャニー喜多川“アイドル帝国”の実像』20日放送(C)NHK
 故ジャニー喜多川氏を取り巻く旧ジャニーズ事務所をテーマにしたNHKスペシャル『ジャニ―喜多川“アイドル帝国”の実像』が、20日(後9:00)にNHK総合で放送され、1970年代に活躍した旧ジャニーズ事務所のアイドルグループ・フォーリーブスの江木俊夫(72)が、番組の取材に応じる形で出演した。

【画像】若き日のジャニー喜多川氏

 1年前の9月、ジャニーズ事務所(当時)はジャニー氏の性加害を認め、「人類史上最も愚かな事件」と断罪した。被害を申告した人だけでも1000人に上り、加害は半世紀以上に渡って繰り返されていた。

 1年前の9月、旧ジャニーズ事務所はジャニー喜多川氏の性加害を認め、「人類史上最も愚かな事件」と断罪した。被害を申告した人だけでも1000人にのぼり、加害は半世紀以上に渡って繰り返されていた。卓越した才能で多くのタレントを世に送り出す一方、その影で犯罪行為を重ねていたジャニー氏。滅多に表舞台に現れなかったその人物像はどのようなものだったのか。そして、性加害はなぜ長年見過ごされてきたのか。

 NHKは、ジャニー氏のルーツや人となり、業界での歩みを深く知る人たちを1年以上かけて取材。知られざるアメリカ日系人社会での来歴や、ジャニーズ草創期における性加害の実態が、貴重な証言から浮かび上がってきた。そして、ジャニー氏を支え「放置と隠蔽(再発防止特別チーム)」を行ってきた姉・メリー氏の圧倒的な存在。事務所の甚大な影響力のもと、沈黙を続けたメディア。番組ではジャニー氏とメリー氏姉弟が”アイドル帝国”を築きあげる道程を取材。ベールに包まれたその実像を紐解いていく…という番組内容だった。

 番組の取材に応じた江木は、ジャニー氏の印象について「マネジメント、プロデューサー、演出家、全部ジャニーさんが頭の中で描くその男の子の将来を描いちゃう。それが当たっているからすごいんですよね。人を見るその目が普通の人よりも10倍も20倍も肥えているんじゃないかなというのはありますよね」と語る。

 そんなジャニー氏のマネジメント業への“モチベーション”はなんだったのか。疑問を嘆かれられた江木は「それはやっぱり今話題になっているというか、ジャニーズ事務所がこれだけクローズアップされた性被害ですよね。そういうジャニーさんの本能的な、男の子を見る目が普通の人とやっぱり違うんでしょうね」と推察した。

 インタビュアーから「そこの本能は切り離せないものだと考えますか?」と問われると「切り離せないんじゃないですか? 本能として男の子を好きだという本能と、男の子をエンターテイナーにする本能と、それが一致して初めてジャニー喜多川という人間じゃないんですか」と答えた。

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